2001年10月7日(日) 曇り
日帰り 同行1名
●ワンポイント
相馬山の梯子以外は簡単なハイキングコースでした。歩行中常に車の騒音が聞こえてきてちょっと興ざめでした。曇ってたので景色はわかりませんが、あまりお勧めできない山かも(?)。 |
●写真
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●交通
往路 | JR | 蒲田5:40 − 上野6:08 |
上野6:16 − 高崎8:01 | ||
群馬バス | 高崎駅8:30 − 榛名湖9:53 |
復路 | 群北バス | ヤセオネ峠14:37 − 伊香保温泉榛名口14:50 |
関越交通バス | 伊香保温泉15:15 − 渋川駅15:40 | |
JR | 渋川16:17 − 高崎16:40 | |
高崎16:50 − 上野18:41 | ||
上野18:44 − 蒲田19:13 |
●山行:(歩行時間3:24)
榛名湖9:55-氷室山10:20-天目山10:44-(休憩10分)-七曲峠11:04-スルス峠12:00-相馬山下分岐12:21-相馬山12:44-(休憩32分)-山頂発13:16-ヤセオネ峠14:01 |
今年の10/6-8は三連休になった。中日の7日にどこか行こうということになって、天気予報を見てみると、太平洋側から前線が上がってきてるので、沿岸部は天気が悪い模様。予報を信じて、関東で唯一晴れそうな群馬県へと、Bと共に向かう。当初の目的は赤城山だったが、電車が高崎に近づくにつれ、右手方面が黒くなってかなり怪しい雲行き(まー予報が外れたのか、右手以外も全面的に曇りなのだけれど...)。左手方面が少し明るいので、予定を変更して、榛名山に登ることにした。 |
高崎からバスに揺られて1時間半あまり。榛名湖に到着。湖面にはモーターボートやら、大小さまざまの白鳥の乗り物やらが往来していて、観光地的風情が濃厚。なんとなく芦ノ湖を思い出す。湖畔にはずんぐりした馬の引く観光馬車もいたりして、これにはBが嬉々として記念撮影。湖面の向こうに見えるはずの榛名富士は本日の曇り空で三角錐の底辺しか見えない。ちょっぴり暗鬱な気分で登山口へと向かう。 |
ヤセオネ峠へと続く外輪山(氷室山-天目山-相馬山)の縦走路の入り口は、草に埋もれてなんとなくか細い感じだが、道はすぐにしっかりする。ここからよく整備された300段くらいの木段を登りきり、なんということもない氷室山山頂にあっという間に到着。ガスっているので、本来見晴らしがいいのかどうかもわからない。とりあえず写真をとって通過。天目山へは、ここまで登った高度をほとんど無にするような木段を延々下る。再び登り返して天目山到着。うーん、ここまではなんとなく、遠くにある高尾山といった趣。それにとにかく木段が多い! |
さて天目山で一服した後七曲峠へ。ここで車道を横断。車も往来している。途中でこのような道が現れるとは?! 天候条件が悪いのでなんともいえないが、二百名山に挙げられているにしてはちょっと興ざめ?! ここから明るい尾根道をたどり(晴れていれば眺めがいいのかもしれないけど)、松之沢峠で再び車道を横断。よく言えば、エスケープルートには事欠かない。道端には唯一の慰めとして、リンドウなど秋の花がいくつか見受けられた。さらにスルス岩を経てスルス峠へ。しばらく行くと長い石段があらわれて、もうすこしで相馬山下の分岐に着く。 |
相馬山付近に近づくと山道はやたらと信仰色を帯びてくる。鳥居やら石碑やらが多い。真っ赤な鳥居をくぐって、急な登りに取り付く。すぐに15mほどの垂直な鉄梯子を登ることになるが、雨で湿っているので少し緊張する。その他いくつかの鎖場を乗り越して30分ほど。小屋のような神社のある、相馬山山頂に到着。晴れていれば日光方面の眺めがいいということだけど本日は×。仕方ないので昼食にとりかかる。ところがなんと! 雑炊を炊くナベを忘れていることに気づきダブルショック! もちあわせの簡易食料と、悲しみの日本酒を胃袋に流し込んで、これを昼食にするしかなかった... |
というわけで、くつろぎもせず下山。酒が多少回ったせいか、急な石積みのくだりも苦にせず快調に行く。恨めしいことに、今ごろ徐々に空模様が回復の兆しを見せて青空ものぞめるようになる。とはいえ、基本的には曇りなので、日差しは出ても、榛名富士は見えない。相馬山下の分岐にたどり着き、あとはなだらかなくだりをヤセオネ峠へ。交通量の多い車道を横断し、バス停に到着。これで本日の山行が終わりかと思うとなんとなく消化不良だけど...40分ほどの待ち合わせで、伊香保温泉行きのバスに乗り込んだ。乗車10分強で伊香保温泉到着。急な斜面に大規模な温泉宿が林立している。「不如帰」を書いた徳富蘆花の文学館などもあった。そこから関越交通バスの停留所までは徒歩10分ほど。途中強烈な急坂を登ることになる。 |
バス停近くの酒屋で酒を購入した我々は、いつもどおり、あっという間に酔っ払いに変身。途中、3連休の行楽渋滞にはまりながら、渋川駅へ到着。回復した天気のおかげで、最後になって上州武尊や日光方面の眺めがよかった(これなら赤城山に行ったほうがよかったのかも...?)。渋川駅前で土産物をいろいろ探すもありきたりの乾き物アイテムしかなく付近を一周したのみ。昼飯を食い逃した我々は、駅構内の立ち食い蕎麦屋で、一気にてんぷらうどんを胃袋に流し込む。これはうまかった。 |
今回の榛名山外輪山のコースは全行程に渡って、階段(木段)がかなり多かった。それはまあいいとして...(今日も天気予報が外れたので)次はぜひ景色のいいときに行ってみたいけど、歩いている間、常に車やバイクの激しいエンジン音が響き渡っていたのは、自分にとっては落第点かも...そして鍋を忘れたということもあって、遠出をした割りにはちょっと不満の残る山行でした... |