2006年7月22日(月)曇り
日帰り 同行1名
●ワンポイント
大月市街から岩殿山までの道はとてもよく整備されています。登山道というより遊歩道といった感じです。途中には「岩殿山ふれあいの館」があります。 岩殿山では晴れていれば富士山がよく見えるようです。一転、岩殿山から稚児落しまでの道は、鎖場もある登山道です。低山ながら、変化にとんだコースが楽しめます。 稚児落しの大岩壁からの眺めは実に開放感があります。 |
●写真
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●交通
往路 | JR | 蒲田7:02 − 東京7:24 |
東京7:37 − 新宿7:52 | ||
新宿8:14 − 大月9:34 |
復路 | JR | 大月15:25 − 神田17:17 |
神田17:19 − 蒲田17:41 |
●山行:(歩行時間3:15)
大月駅9:55-途中休憩10分-岩殿山10:51-休憩9分-岩殿山発11:00-途中休憩10分-稚児落とし12:29-休憩76分-稚児落し発13:45-浅利14:20-大月駅14:55 |
2ヶ月ぶりの山。夏山へのトレーニングとリハビリもかねて短めのコースを探し、大月の岩殿山に出かけることにした。岩殿山は大月駅で東京方面を見ると左側にそびえている岩山だ。夏の低山でちょっと気が引ける部分もあるのだけど、Bに付き合ってもらい出かけた。電車は新宿発のホリデー快速で、快適に大月まで行くことができた。 |
大月駅前の総菜屋で親子丼とから揚げを購入し出発。岩殿山を間近に眺めながら踏切を渡る。Bが「ほんとに地元の山だね」と言う。たしかに、岩殿山は町のすぐ隣にある山だ。高月橋をわたりながら下を眺めると、目がくらみそうな高さの下に桂川が流れていた。 |
交通量の多い車道から登山道に入っていく。登山道といっても、かなり整備されており、半ば公園化しているようだ。道端でシロキクラゲを発見する。10分ほどの登りで丸山公園に着いた。ここには「岩殿山ふれあいの館」という建物があった。受付で観光用の冊子をもらうことができた。この建物、中にはプラネタリウムまであるらしい...トイレと自販機もある。 |
そこから山頂まではつづら折れの道が続いた。道は砂利が敷き詰められていたり、コンクリートの階段状になっていたりする。斜面にはヤマユリがたくさん咲いていた。ヤマユリは大月市の花だということだ。 |
それにしても暑い。たまに日差しもあるので、汗がかなり搾られた。今日の荷は12Kほどなのだけど、クラクラしてまったくペースが上がらない。ふうふういいながら30分ほどがんばって山頂に出た。今年は梅雨明けはまだで、曇った空の下に大月市街と相模湖方面へ流れていく桂川が見えた。晴れた早朝に登れば、町の向こうに富士山がきれいに見えるのだろう... |
山頂を去り降っていく。途中で年配のハイカー一人とすれ違う。分岐から稚児落しへの道へ進む。稚児落しとはずいぶん物騒な名前だと思う。ここから先は岩殿山への道とは違い、ヤブがちになった。今日は誰もまだ通っていないようで、くもの巣を払いながらのつらい山行となる。蚊がいないのが唯一の救いか... |
しばらくすると、連続して鎖場が2箇所あった。Bはこういう道のほうが普通の登山道よりも楽しいという。さらに進むと兜岩直下で岩壁をトラバースする箇所があった。左側が切れているので慎重に進む。そこからまた10mほどの鎖場があり、上へとよじ登った。低山だが変化に富んだ実に面白いコースだ。鎖場の感覚を取り戻すにも役に立った。 |
登った先でしばし休憩し、林内へ降りていった。兜岩の鎖場を避ける別道を合わせ、稚児落しのほうへと進む。何度か小さなピークを超えると、稚児落しを眺められる岩場に出た。稚児落しは一枚岩の岩壁で、低山とは思えないほどの迫力ある眺めだった。さらに進み、その稚児落しの上で昼食にした。 |
稚児落しからは、これまで歩いてきた岩殿山からの稜線がよく見えた。意外とアップダウンのあることがわかった。少し気温が下がったのか、岩場で風を受けていると、実に爽快だった。持参の酒がうまい。 |
1時間強休憩し、浅利集落へと下山していく。後から山頂に来た単独の人が先に降りて行ってくれたので、そこから先はくもの巣に悩まされることはなかった。結局、岩殿山から先、稚児落しまでの道であった人は2人だけだった。 |
浅利から大月までは車道歩き。中央本線にかかる陸橋の上から最後に岩殿山を眺めることができた。その後、駅付近のコンビニで酒を調達。15:25発の東京行きの快速(ベンリ!)で帰路についた。 |