山に行こう 山行記録 景信山〜陣馬山

景信山 陣馬山

景信山(標高727m・東京都、神奈川県)
陣馬山(標高855m・東京都、神奈川県)

2000年11月3日(月) 小雨のち曇り
日帰り 同行4名

●ワンポイント

いつ何時でも気負いなく歩けるハイキングコース。数多くある茶店の中でも、景信山の青木小屋で野草の天ぷらを食べるのがお気に入りです。陣馬山でビールを飲みながら昼寝するのも最高です。

●写真

写真を見る
写真を見る(JPEG 2枚 58K)

●交通

往路JR蒲田6:27 − 川崎6:30
川崎6:32 − 立川7:27
立川7:57 − 高尾8:14

復路JR藤野17:24 − 高尾17:44
高尾17:50 − 八王子17:57
八王子18:04 − 大口18:57

●山行:(歩行時間約4時間 : 今回はコースタイム記録なし)

小仏バス停-景信山-明王峠-陣馬山-栃谷

●記録文

昨年春の左足故障をきっかけに、しばらく山から遠ざかっていた私。そろそろまた山歩きを始めたいなあと考えていたとき、仕事仲間とハイキングに出かける機会を得た。今回の山行はひと月前からの計画。事前の2週間は大大大好きな酒を抜くなど(笑)、私としては涙ぐましい努力を重ねた。にもかかわらず、当日は高尾につくと小雨がちらつきはじめ、残念ながら天候には恵まれなかったのである...
同行者はI氏、Y氏、NO氏、NI氏の4名で、皆さん普段は山には登られない方々。小雨の降る高尾駅から5人でタクシーに乗り小仏バス停まで向かう。ありがたくも弱音を吐く人は一人もいない。みなさん山ノボラーとしての素質があるのでは?
バス停から歩き始めると、だんだん雨が本降りに。しかし、逆にこんな天気なので、休日でもハイカーは少ない(まー、思いつく慰めといえばそのぐらいしかないのだけど...)。山道に入れば木立の中で、雨脚もそれほどでもなく感じられる。こんな天候のとき、低山でもあたりに霞がかかったりして、それなりの趣になる。都会では見られない光景と、慣れない山体験に、皆さんかえってヘンな盛り上がり様だ。特に普段は聞くことのできないI氏の駄洒落攻撃に一同喧喧諤諤戦々恐々とする(笑)。
景信山頂へは9:30くらいに到着。事前に頂上小屋の野草のてんぷらを皆さんに宣伝していたのだが、全く人出がないせいで、準備が出来ていないとのこと。仕方ないので、かわりになめこ汁を賞味(一人前250円也)。市販のなめことのカサの大きさの違いにみなさん感嘆する。腹ごしらえを済ませ、ふざけた(笑)記念写真をとった後、陣馬山に出発。若い3人はともかく、年配のI氏の足もとも全く不安なく、これは普段テニスなど運動を怠りなくしておられるためでしょうか? かく言う私もどこもがたつくことなく、久々の山歩きの割には、節制の効果有りということで。ヨカッタヨカッタ...
景信から陣馬への道は、普段でも滑りやすいところ。今日は雨のおかげでさらに水溜り&ぬかるみが加わって、最悪なコンディションになっている。NI氏を先頭に、ゆったりとしたペースで進む。スニーカー履きのNO氏は、滑りやすい道と苦戦。山靴を履いている他メンバーも足を取られること多し。ここはいつもジョギングしている人が多いコースだが、こんな日でも走っている人がいる。(ゆっくり歩くよりも、走った方がかえって転ばないんでしょうか?)途中ハイカーはほとんどいなかった。
明王峠のお茶屋といえばけんちん汁。これを楽しみに向かったのだが、ざんねんながら今度は御茶屋が本日休業の模様。今日は茶屋運がないらしい。軒先での休憩もそこそこに泣く泣く陣馬へ向かう。天候はだんだん快方に向かいつつあり、雨もおおむねあがったようだ。
13:30頃陣馬山到着。記念撮影ののち、富士見茶屋に頼んで室内で昼食を取らせてもらう。後は栃谷へ下るだけということで、酒OKの号令がかかると、下戸のY氏を除き一同一気に酔っ払いへ大変身。I氏ご持参のつまみが出ると、机の上は一気に居酒屋状態へ。茶屋のおばさんも参戦し、栃谷訛り大爆発の講釈に一同しばし耳を傾ける。持参のカップ麺をすすりこんだ後、多少足元をふらつかせながら、栃谷への下りへと茶屋を後にする。山頂には全く人影なし。そういえば、ゴミ持ち帰り運動中だとかで、役場の方に記念のゆずを四つもいただきました。雨降りでもこんないいことあったとサ...
陣馬の湯を目指し1時間ほどで栃谷到着。里の無人直売所で梅干など購入しつつ一路旅館へ向かうも、一軒目の陣谷温泉では入浴を断られ疲れ倍増。重い気分で2軒目の陣渓園の門をたたくとあっさり入浴OKのお返事が(入浴料850円也)。一同山行の汗を流し、まったりとした気分でお茶などいただく。その後、夕方で忙しそうなところを、宿の方に藤野駅まで車で送っていただけました(300円也)。
帰りは諸々の経緯もありNI氏と私でI氏宅へお邪魔し、すっかりご馳走になった後、快適な寝床で一泊させていただきました。奥様のかぼちゃスープ、Iさんの手打ちうどん、心地よいご新居など、おいしく楽しいひと時でした。ありがとうございました。

戻る

ホームページへ


(C)2001 Kazushige Abe