山に行こう 山行記録 小下沢林道〜景信山

小下沢林道〜景信山

景信山(標高727m・東京都/神奈川県)

2007年4月21日(土) 晴れ

日帰り 同行1名

●ワンポイント

春の小下沢林道は梅あり野草あり新緑ありと華やかです。 植林のだらけのこの山域にあって、広葉樹も意外と多く貴重です。山火事看板の存在もポイント高いです。景信山には2軒の茶屋があります。 野草のてんぷらが特にお勧め。 ほかにはなめこうどんや饅頭などがあります。大好きな山の一つ。東京のオアシスです。

●写真

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●交通

往路JR蒲田10:04 − 東神奈川10:18
東神奈川10:27 - 八王子11:30
八王子11:35 - 高尾11:42
京王バス高尾駅北口12:12 - 大下12:27

復路京王バス小仏17:40 − 高尾駅北口18:03
JR高尾18:18 − 東京19:15
東京19:20 − 蒲田19:41

●山行(2:23)

大下12:30-旧小下沢野営場13:12-景信山山頂14:07-休憩143分-景信山発16:30−小仏17:16

●記録文

5ヶ月ぶりの山。今日は軽く景信山へハイキングだ。登路は小下沢林道からで、山頂まで2時間弱の行程。
今日は家を出るのが遅くなり11時半過ぎに高尾着。マックで昼食を購入したのち、京王バス小仏行きに乗車。この時間帯は登山者よりも地元の老人が多い。窓から外を眺めると高尾山の麓はすっかり新緑の季節を迎えていた。
大下で下車。道を少し戻って中央線の橋架の手前で左に入り小下沢林道へと進んだ。中央道の下をくぐると梅林があって、新緑の眺めがすばらしい。ここは梅の季節も花がすごい。
梅林を過ぎると小下沢沿いの林道を行くようになる。足元にはオオイヌノフグリ、ルリソウなど数々の春の花が咲いている。スミレも幾種類かある。山吹の黄色も日差しに輝いている。この林道には「纏リス」の写真を撮るきっかけになった狸とウサギの山火事看板がある。何べん見ても心和む看板だ(笑)。しかし、さすがに経年劣化が始まったのか、2枚あるうち1枚はサビが激しい。この林道には他にも、「纏リス」や「オシャレ鳥」の看板がいくつかあるので、にぎやかだ。途中には、右手に北高尾山稜へ登る細い道もあった。
車止めのゲートを通過し、花や看板を眺めながら40分ほど歩いていくと、景信山への分岐のある広場に出る。ここは旧小下沢キャンプ場で、以前は壊れかけた寺があったが、今はすっかり片付けられて、バンガロー風の建物がいくつか建っている。車が何台も止まっていて、あたりでは(どこかの山岳会の?)植林活動が行われていた。ここから林道を直進すると関場峠。左が景信への登山道だ。木橋を渡り、水場を通過して登山道に入っていく(ザリクボ登山道と呼ばれているらしい)。
ザリクボ沢沿いをしばらく登ると、道は急坂になる。日が出ているので汗が吹き出てきた。辺りは毎年植林が行われているらしく、それを示す標識がところどころに立っている。植林を終えて降りてくる人と何人かすれ違った。林床にはニリンソウがたくさん咲いていた。森の開けた箇所で向こうを見ると、北高尾山稜の新緑と桜の桃色が実に春らしい眺めだった。
30分ほど急坂をがんばると、道はやがて山腹を巻くようにつけられてなだらかになる。しばらく行くと、景信山へとつながる尾根に出た。そこから松の生える道を登ると、小仏からの道が合流する広場だ。傍らに大きな桜の木があって、花を咲かせている。
そこからさらに10分ほど、最後木段の登りをこなすと景信山山頂だ。もっと混んでいるかと思ったが今日は意外に空いていた。さっそくいつもどおり、茶屋で野草のてんぷらを注文(300円也)。今日はいつものご主人は疲労でお休みとのこと。親族の人が切り盛りしているようだった。
山頂の桜は終わりかけで、あたりには桜の花びらが舞い散っていた。それを眺めながら持参の酒を飲んで大休止。気温は22度。長袖で風に当たって休むには丁度いい陽気だった。マクドナルドで買ったハンバーガーとポテトは、(やはり、というべきか)ザックの中で完全に湿ってしまっていた。菜の花のてんぷらが香ばしくておいしかった。
1時間半ほど休んだのち、小仏に向かって出発。下山は40分ほどだった。

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