山に行こう 山行記録 九鬼山

九鬼山

日向山(標高970m・山梨県)

2005年5月15日(日) 曇り時々雨
日帰り 同行1名

●ワンポイント

この日は曇っていたので余り展望はよくありませんでした。山道にツツジが大量に咲いていたので、わたしの頭の中にはツツジの山として記憶に残りました。富士急行沿線はJRからの直通電車を利用すると、けっこうラクに入山できます。帰りも大月発の東京行きに乗れたので、爆睡できました。

●写真

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●交通

往路JR蒲田7:20 − 品川7:30
品川7:35 − 新宿7:54
JR->富士急行新宿8:14 − 禾生9:45

復路富士急行禾生14:45 − 大月14:55
JR大月15:25 − 神田17:17
神田17:18 − 蒲田17:41

●山行:(歩行時間2:51)

禾生駅9:56-落合橋10:05-富士見平11:24-九鬼山11:26-休憩107分-九鬼山発13:13-弥生峠13:44-禾生駅14:34

●記録文

GWで何とか半年ぶりに復活できた山。これを不意にすることのないよう、この土日もどこかに出かけるつもりでいた。しかし、出鼻をくじかれるように土曜の天気は曇り時々雨。翌日の日曜も実際朝になってみるとあまりよくなく、ちょっとどんよりした気分での出発となった。
本日は富士急行沿線の九鬼山。先日購入したトレッキングシューズの試し履きも兼ねている。出来れば梅雨前に泊まり山行に出かけたい思いがあったので、その訓練もかねて荷は14K程度になった。どうせ天気も悪いし家をのんびり7時に出て、新宿発8:14の河口湖1号に乗った。新宿を出たとき車内はがらがらだったが途中は結構人の乗り降りが多かった。
禾生駅で下車。10人ほどのハイカーが一緒に降りた。駅前の商店で水とカップめんを購入。駅前にはうまそうなおにぎり屋があった(この日は買わなかったけど...)。落合橋に向かって交通量の多い車道を歩いていくと、小雨がぱらつき始めた。右手に九鬼山らしい山が見えた。車道の電光掲示板には現在の気温13度とあり、この時期にしては少々肌寒い。
落合橋を渡り、水路橋の下をくぐるとすぐに分岐に出た。今日は左の急登コースに進んだ。はじめのうち道は植林と雑木林の中をゆるく登っていった。辺りにはいくつかの野草が花をつけていたが、何よりも今回の山行で印象に残ったのはツツジの多さだった。標高の低いところでは既に時期は過ぎつつあったけれども、登っていくにつれそこかしこで大きな株が満開となっていた。
いったん尾根に出て右折した。左手には自分の古い地図には載っていない田野倉駅への新しいルートがあった。しばらく行くと急登が始まった。久々に重荷を担いだ私には少々厳しく、完全に体がなまっていることに気づかされた。やがて、息が上がり、だんだん雨粒も大きくなってきて憂鬱な気分になってくる。Bに励まされながらなんとか登っていった。途中下山してきた単独の人に頂上が近いことを聞き、杉山新道側は高川山の眺めがよかったことを教えてもらう。途中荷を降ろして天狗岩によった。開けた天狗岩からは、下界と高川山の眺めがよかった。高川山を抜けて九鬼山を貫いていくリニア実験線の鉄橋がよく見えた。
ぽつぽつと雨に降られる中さらに登っていくと富士見平。登山者が二人雨宿りをしている。晴れていればここからの眺めもよさそうなのだが、やはり今日は駄目。そこから一投足で九鬼山山頂に到着した。端のほうで、別の2人組が空模様を見ながら雨宿りしている。われわれもなるたけ雨のかからない位置を選んで腰を下ろし、酒と昼飯にした。
しばらくすると十数人のハイカーが登ってきて、一気に山頂はにぎやかになった。天候は少し持ち直してきたのか、いつの間にか雨もやんで正面に滝子山から小金沢連嶺の山並みが見えた。
当初下山は田野倉駅のつもりだったのだけど、休憩を終えた大集団がそちらに進んだので、往きに聞いた杉山新道のほうへ下ることにした。富士見平を通過し緩やかに下っていく。あいかわらず視界は高川山くらいまでしかきかない。やはり登山道脇にはたくさんのツツジが花をつけていた。どんどん下るとあっという間に、落合橋の分岐に出た。途中沢水で顔を洗うと結構水が冷たく気持ちよかった。車道を禾生駅まで戻り、チューハイを飲みながら帰路に着いた。

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