2006年5月10日(水) 曇り一時晴れ
日帰り 単独
●ワンポイント
城山コース(大肌尾根)はなかなかの急坂でした。木につかまりながら登らなくてはならない箇所もありました。下山に使った武州日野へのコースはそれほど急坂でもない印象を受けました。寺沢の丸木橋はぬれているときは要注意です。この日は山頂直下にアカヤシオが咲いていました。 |
●写真
写真を見る(JPEG 17枚 930KB) |
●交通
往路 | JR | 蒲田5:35 − 有楽町5:54 |
東京メトロ | 有楽町6:00 − 池袋6:19 | |
西武鉄道 | 池袋6:30 − 西武秩父7:50 | |
秩父鉄道 | 御花畑8:21 − 白久8:39 |
復路 | 秩父鉄道 | 武州日野16:23 − 御花畑16:39 |
西武鉄道 | 西武秩父17:25 − 池袋18:45 | |
JR | 池袋18:50 − 田端18:58 | |
田端19:02 − 蒲田19:38 |
●山行:(歩行時間5:28)
白久駅8:45-法雲寺8:58-途中休憩5分-城山直下の峠9:58-休憩7分-峠発10:05-途中休憩5分-熊倉山12:00-休憩95分-熊倉山発13:35-途中休憩10分-水場14:31-武州日野駅16:15 |
今年の冬は仕事のストレスやら何やらで、しばらく体調を崩してしまった。会社もなんと3ヵ月半休職してしまった。春になってなんとか復活し、5月中旬から復職することになったので、体力づくりと思って、山を再開しはじめた。花粉症の季節も終わり、GW前後にかけて、景信、寄〜鍋割、棒ノ嶺などをあるいて、すこしづつ復調を図った。 |
HPがまったくご無沙汰になってしまっていることも気になっていた。あったことも無い人たちが、きっと心配してくれている。久々に記録を追加したいなぁ、となにか新しい山はないかと探していると、奥武蔵の熊倉山に目がとまった。展望はそれほどよくなさそうだが、登りでのある山のようだ。この山への道は、長沢背稜・酉谷山への縦走路でもある。 |
レッドアローで西武秩父まで行き、平日の閑散としたアーケードを歩いて御花畑駅へ。駅前に立ち食いがあって通勤客がうまそうにそばをすすっている。行動食を調達しようとあたりをうろつくが、いまどき珍しく周辺にコンビニは無い。 |
急行をやり過ごし、乗客のいない普通列車で白久(しろく)駅まで乗車。駅前には売店が一軒あるが、時間が早いせいか開いていない。この辺りは挨拶の習慣があるのか、地元のお年寄りから「おはようございます」と挨拶をされる。こちらも急いで挨拶を返す。 |
微妙な霧雨の中、GPSを初期化して出発。しばらくは車道歩き。せっかくなので30番の札所、法雲寺に寄り道してみた。よく手入れされた庭があって、池の中にはものすごい数のおたまじゃくしが泳いでいた。平日のこんな朝からおまいりする人がいて、挨拶を交わす。いろいろ祈った後、再び林道に戻った。さびれた別荘地の間を行くと、林道コースへの分岐があった。熊注意の看板や警察署の集団登山の意味を問う張り紙がある。 |
そこから1時間は舗装路のうねうねとした道を城山直下の峠まで歩いた。今日はあまり天気がよくないのだけど、さまざまな鳥の声がこだまして気分がよかった。峠で休憩していると、武州日野のほうから初老のご夫婦がやってきた。しばらく会話し、先に出発する。登山道に入ると、植林帯の登りで、急な九十九折が続いた。オケツの筋肉になかなか効いてくる。あたりはガスっており、めがねが曇る。こんな日はコンタクトレンズのほうがよい。 |
もくもくと1時間ほど急坂をこなすと、ヤセ尾根となった。鎖場があるので慎重に進む。いったん下って、再び登りとなる。斜度がさらにきつくなった。木につかまりながら攀じていく。しばらくすると、雲の上に出たのか日がさしてきた。右手を見ると雲海のうえに、両神山の背びれのようなギザギザが見えた。 |
白久〜武州日野を結ぶ登山道を横切って、ひと登りした先が熊倉山山頂だった。西側が切り開きになっていて、和名倉山がよく見えた。両神山はすでに雲の中に埋もれてしまっていた。山頂の先に祠があるので、いろいろお参りしておく。さらに先まで山頂部が続いていて、その先から酉谷山への縦走路へと入っていくらしいが、道標らしきものはない。 |
山頂に戻って昼食。というか、まずはビール、そして日本酒。今日は曇りの予報で、展望がないものとあきらめていたから、和名倉山を正面に眺めながらの一杯は、ちょっと得した気分である。峠であったご夫婦が後からやってきたが、30分ほどで下山していったので、それから先は一人で静かに陽射しを楽しんだ。 |
下山は武州日野へ(ご夫婦の話によれば、反対の林道コースは数年前は崩壊気味だったとのこと)。山頂直下に、アカヤシオが咲いているのに気がついた。しばらく降りていくと笹平というところにでた。近くに水脈でもあるのだろうか、バイケイソウとハシリドコロが林床を埋め尽くしていた。緑色が実にみずみずしい。しばらく行くと、水場があって、飲んでみると甘くておいしい水だった。 |
登りに使った城山コースよりかは、こちらの道は斜度がない。重荷のときは、こちらの道から登ったほうがよいかもしれない。小一時間ほど降ると沢に出た。顔を洗うと気持ちがいい。ここから先、道は沢を何度も渡り返していく。丸太橋がかけてあるのだが、古いものらしくかなり苔むしているので、今日のような湿度の高い日は滑りやすい。渡るのはかえって危ないので、下に下りて沢を飛び越して進んだ。 |
やがて道は林道に出た。舗装道を降って行く。15分ほどで寺沢の集落についた。水車のそばにきれいなトイレがある。道標に従い、細い作業道を抜けて、再び車道に出る。地元の人に、挨拶をされる。親切に武州日野駅への道を教えてもらった。 |
運良くすぐにやってきた電車で御花畑までいき、西武秩父の仲見世でお土産選び。源作印ワイン、おなめ、秩父味噌を購入した。どれもとてもおいしいお土産だ。レッドアローの発車まで時間があった。おなかがすいたので、秩父ラーメンでしょうゆラーメンを食べた。いつも見かけるこんにゃくの屋台が今日はなかったのが残念だった。 |