2003年2月15日(土) 晴れ
日帰り 単独行
●写真
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●交通
往路 | JR | 蒲田4:49 − 東神奈川5:04 |
東神奈川5:17 − 八王子6:11 | ||
八王子6:15 − 高尾6:22 | ||
高尾6:29 − 梁川6:54 |
復路 | 富士急バス | 朝日小沢上13:27 − 駅前通り13:49 |
JR | 猿橋13:54 − 高尾14:36 | |
高尾14:46 − 立川15:04 | ||
立川15:06 − 川崎16:00 | ||
川崎16:05 − 蒲田16:09 |
●山行:(歩行時間4:07)
梁川駅7:05-唐栗橋7:23-立野峠8:39-倉岳山9:10-休憩21分-倉岳山発9:31-穴路峠9:47-高畑山10:14-休憩59分-高畑山発11:13-大桑山11:34-突坂峠11:54-鈴懸峠12:03-朝日小沢上12:32 |
朝日の差し始めた中央本線梁川駅に下りる。無人の駅舎にハイカーは自分ひとりだった。駅のトイレを拝借し出発。桂川にかかる梁川大橋から見下ろすと、渓谷や凍りついた田畑が美しい。正面には倉岳山の三角錐が朝日に映えていた。倉岳山には数年前真夏に登って暑さでバテバテになり、高畑山に登れず帰ってきた経験がある。今回はしっかり二山登って、さらに大桑山経由で朝日小沢上(あさひおざわかみ)に下りる予定。 |
車道を15分ほど行き、唐栗橋手前で山道に入る。月夜根沢沿いのだらだらとした登りが続く。沢の渡り返しも何回かある。途中で猟銃を担いで下山してきた若い猟師とすれ違った。沢にタバコを捨てて、悪びれもせず通り過ぎていく。そういうもんだろうかと考えながら歩いていたら、路を逸らして引き返す羽目となる。ここは皆迷うのか明瞭な踏み後が出来ている。引き返すと、本来の登山道は直角に曲がっていた。指導標はない。 |
圧雪がガチガチに凍っている箇所を何箇所か通過。そんな場所が点在しているので、アイゼンをつけてもすぐ外すことになる。水量豊富な沢から離れて、急坂となりしばらく行くと立野峠。朝日が当たって、明るい雰囲気が気持ちよかった。今日は暖かくなりそうだ。 |
倉岳山へと急坂が続く。朝日を背中から浴びて汗が吹き出てくる。樹間から富士山の白い姿が見えるので、頂上へと心は急く。着いた山頂は疎林の中。北側には大菩薩、奥秩父の山々、南側には道志の山々と富士山を眺めることが出来た。大菩薩のカヤトが白くなっていて目立つ。裏高尾の向こう側に大岳山が顔を出していた。ここで景色を眺めながら20分ほど休憩。テルモスのほうじ茶を飲み、甘酒も作って飲んだ。うまい。背中に当たる日差しが暖かく、春の気配がした。 |
山頂を去って穴路峠へと急降下。ここで本日初めてのハイカーと出くわす。鳥沢から上がってきたとのこと。聞くと道の状態は梁川からと同じ状況のようだ。 |
高畑山へと進む。しばらくアップダウンの少ない道が続いて再び急登になる。立野峠からこの辺りまで、稜線上には雪も凍結も全くないし、ぐずついた箇所もないので歩きやすい。 |
高畑山到着。ここからは南面の展望だけよく、道志の山と富士山が見えた。丹沢の辺りに乱れた雲が渦巻いているのも見えた。ここで大休止。酒を飲んでカップラーメンを食す。ハイカーはまぁまぁ多く、1時間の間に10人くらい通過。 |
高畑山から朝日小沢へと進む。じつはバス時刻の情報が6年前のものしかなく、ちょっと不安なのだが、便がなければ猿橋まで歩くつもりで行く。やせ尾根を通り、登り返して展望のない大桑山を通過。明るい尾根道をどんどん下っていたら、林道への入口を見逃して進んでしまった。林道にある無線中継所からの展望がいいとのことだったので寄るつもりだったのだけど、バス便も不安だし今日は断念。どちらにしろ雲が沸いて、富士山も南アルプスも見えそうにない。 |
突坂峠で林道に出る。ここからはほとんど車道で、少し登り返して鈴懸峠(鈴ヶ音峠)。そこからは車道を下る一方で、たまに凍った箇所もあるけどすいすい進む。コースタイムではぎりぎりだったはずのバスの時間より1時間も前についてしまった。それよりも13:27のバス便がちゃんとあったので、そのことでほっとした。他にバス便は14:45、17:47と続いていた。 |
1時間、酒を飲み、日向ぼっこをしながら本(新田次郎・栄光の岩壁)を読んで待った。後半、日が翳って少し寒かったが、適当に酔っ払った頃にバスが来て、ガラガラのまま猿橋へと降っていった。 |