山に行こう 山行記録 三浦富士〜砲台山〜武山

三浦富士〜砲台山〜武山

三浦富士(標高183m・神奈川県)
砲台山(標高206m・神奈川県)
武山(標高200m・神奈川県)

2003年2月22日(土) 曇り
日帰り 同行1名

●写真

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●交通

往路JR蒲田6:32 − 横浜6:49
京浜急行横浜7:01 − 津久井浜7:44

復路京浜急行津久井浜11:42 − 三崎口11:47
京浜急行バス三崎口駅12:22 − 白秋碑前12:47
城ヶ島15:49 − 三崎口駅16:18
京浜急行三崎口16:21 − 京急蒲田17:18

●山行:(歩行時間2:17)

津久井浜駅7:48-鳥居8:08-三浦富士8:32-休憩6分-三浦富士発8:38-砲台山9:07-武山9:29-休憩53分-武山発10:22-津久井浜観光農園10:50-イチゴ狩り28分-津久井浜観光農園発11:18-津久井浜駅11:32

●記録文

今回の土日は余り天気が良くなさそうなので遠出はよして、Bをつれて三浦富士から砲台山と武山を巡るハイキングに出かけることにした。もちろん(?)半分以上は津久井浜観光農園のイチゴ狩りが目当てだ。横浜から意外と混雑する三崎口行きの特急に乗って40分ほど。津久井浜で下車したハイカーは我々だけだった。
津久井川沿いに畑の広がるのどかな農作地の中を歩いていく。ねぎや大根、キャベツなどがみずみずしい。お地蔵さんのある道標を左に曲がって小学校の裏手の鳥居から林道へと入っていく。日差しがないのに風があるので顔が冷たい。斜面にはごみの不法投棄が多く、悲しい気分になる。警察犬訓練所の畜舎をわんわん吠え立てられながら右手に折れて、ようやく山道となった。辺りには常緑の木が多い。
大した傾斜もなく、段々をひと登りすると三浦富士山頂だった。祠のある狭い山頂からは三浦海岸から剱崎に至る海岸線が良く見えた。浅間神社とあるので、晴れていれば富士山も見えるのだろう。テルモスのほうじ茶をBと分け合って飲む。
三浦富士からいったんくだって、左手に三浦海岸、右手に野比方面の住宅地を見下ろしながら、砲台山へと進む。すぐに林道になって、しばらく行くと見晴台があった。ここからも三浦半島の眺めがいい。少し進んで右手に上がると電波塔のある砲台山山頂。山頂には二次大戦中の砲台跡がある。60年前の物とは思えないほど生々しい痕跡だ。この円形の台座にどのように砲座が組まれていたのだろうか? 山頂から見晴はなく、猫が1匹うろついているだけだった。
砲台山を去り、風が冷たい中を進む。一投足で再び電波塔が現れて、あっというまに武山到着。山頂には展望台があって、三浦半島の様子を360度見渡すことが出来た。風が強いので展望台を降りて、山頂の一角に立つ武山不動を参拝。花の寺とあるけど、この時期なので木々はモノトーンのまま。寺で飼っているのか、辺りには10匹近い猫がうろうろしていた。ここで酒をお燗して大休止。熱燗が腹に染み渡る。
武山を下山。本日のメインイベント(?)のイチゴ狩りへと向かう。この時間になると登ってくるハイカーも何組か現れ始めた。滑りやすい急坂を通って水道施設のある場所を過ぎると、道は舗装の農村地帯へと変わる。しばらく行くと、観光バスや自家用車が止まっていて、にぎやかなところが津久井浜観光農園だった。
早速、受付を済ませて(1名1400円也)、Bとともにビニールハウスへと向かう。かなりの数のハウスがあるが、ラッキーなことに、向かったハウスにはわれわれが本日一番乗り。下山したばかりの空腹も手伝って、手付かずのイチゴを端からどんどんほおばっていった。イチゴのお味はなかなかのもので、摘み立てで瑞々しい実は、練乳などつけなくても充分甘かった。これにはBも大満足の様子。制限時間30分を過ぎずして満腹となり、混み始めたハウスを後にした。
津久井浜駅へと戻り本日の山行は終了となったが、まだ午前中だし、ここまで来たのだからということで、三崎口まで行ってみる事にする。もちろんこれは、昼ごはんに鮪丼を、という算段だ。二駅進んで、三崎口駅の改札から外を見渡すとあまり目ぼしい店はなさそう。駅備え付けのパンフレットを見ると、城ヶ島にハイキングコースがあるとのこと。店もいくつかありそうなので、バスで行ってみる事にした。
白秋碑前でバスを下車。城ヶ島公園に入る。道端にはスイセンが大量に花をつけていて、いい香りが漂っている。しばらく行くと、岩場がテラス状になった海岸線が広がっていて、我々は思わず歓声をあげてしまった。階段を下って海岸に降り立つ。懐かしいような磯の香りがした。
日も差してきて暖かくなったので、ここで予定外の大休止。湯を沸かしてカップラーメンを食す。普段は山ばかり行っているけど、たまには海もいいもの。磯の波しぶきや、波間に浮かぶ釣り舟、ウミウが日向ぼっこする様子やトンビが空を舞う姿などを見ながら、思わぬ寄り道にとても得した気分になった。
それから城ヶ島の海岸線を東にたどって、再び公園に上がるとたくさんの野良猫が観光客と戯れている。どうやら三浦半島は猫が多いらしい。今度は西に進んでウミウ展望台からウミウを眺め、侵食で穴のあいた馬の背洞門を見学。砂と岩場のミックスした海岸を城ヶ島灯台へと散歩する。途中の磯辺でヤドカリの貝ガラの奪い合いを見ることが出来て面白かった。
城ヶ島灯台付近は観光地となっていて、みやげ物屋や食堂がたくさんあった。ここで、一杯飲みながら、目当ての鮪丼(1000円也)を食べる。まぁ、美味しいのだけど、これなら横浜のデパートで買ってくる、ちょっといい刺身と変わらないかも...
鮪丼が目的だった今日の寄り道。それよりも城ヶ島のハイキングで相当得した気分の我々は、再び酒を購入。発車間際のバスに飛び乗って蒲田への帰路についた。

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