山に行こう 山行記録 百蔵山

百蔵山

標高1003m・山梨県

2004年9月18日(土) 曇り時々晴れ
日帰り 単独

●ワンポイント

晴れた日に登れば富士山が見えそうです。山梨側からなので、朝じゃないと逆光になるでしょう。この日は完全に夏日で、雲が出て駄目でした。山頂は広いので大人数にも向くかもしれません。ただし、ベンチ等人工物はないので、宴会用の準備は必要でしょう。いずれにしろ、夏に登る山ではありません。猿橋ではちょっとした観光気分が味わえます。トイレやみやげ物屋も有。

●写真

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●交通

往路JR蒲田5:27 − 東神奈川5:41
東神奈川5:50 − 八王子6:44
八王子6:49 − 高尾6:56
高尾7:14 − 猿橋7:46
富士急バス猿橋駅8:19 − 福昌寺前8:33

復路JR猿橋14:33 − 高尾15:14
高尾15:16 − 神田16:11
神田16:15 − 蒲田16:39

●山行:(歩行時間3:59)

福昌寺前8:35-金毘羅宮9:37-百蔵山10:40-休憩118分-山頂発12:38-林道13:23-猿橋14:08-休憩9分-猿橋発14:17-猿橋駅14:32

●記録文

百蔵山は中央線で大月方面に向かうと、右手に見えてくる平たい感じの山。扇山の兄弟分のような見かけだ。5Kのプレートを入れて、ザックの重さは14K。これで何時間か歩けば、泊まりに必要な体が出来上がるだろう。蚊の来襲に備えて虫除けも持っていく。
八王子のホームは泊まりで山に出かける人が大きなザックを担いでうろうろしている。混雑しそうな甲府行をパスし、大月行に乗って猿橋で下車。バスの時刻表を見ると30分後に浅川行の便があるようだ。せっかくだからそれに乗って福昌寺前まで行って、西側から登って南面に降りることにした。この辺り、大月から上野原へんのバスの時刻表は富士急の整備が行き届いておらず、ネットに情報が見当たらない。何かの役に立つだろうと、時刻表の写真を撮っておいた。荷が軽い気がしたので、駅前の売店で水を1L買い足した。
浅川行のバスに乗ったのはハイカー10人くらい。福昌寺前で降りたのは自分だけだった。売店の自販機で更にお茶を購入する。バス停前には道標がないので、とりあえず福昌寺の中に入って行く。墓場の中で迷ったので、おばさんに百蔵山への道を教えて貰った。
林道が尽きて、山道に入る。すぐに畑に突き当たるが、その手前の草がちな道に入って登って行くのが正解だった。道標がないのでちと迷うところだ。道はしっかりしているのだけど、倒木があったり雑草が生えていたりするので、少し荒れた感じがする。クモの巣も多く、気をつけないと顔面にヒットしてしまう。まー、これはまだ誰も通っていないという証拠だし、人が少ないというのは歩くことに集中できるのでいい。予想通り蚊もたくさん寄ってくる。すでに汗だくなので、せっかく持ってきた虫除けをスプレーする気が起きない。休まず、歩いて行くことにしよう。
真っ赤な仁王像(?)のある金毘羅宮を過ぎると急坂になった。ぜいぜいいいながら登って行くと、平たい尾根に出て、葛野からの別の道と合流した。そこからさきは比較的なだらかな尾根道だった。松やら広葉樹やらの雑木林で何種類かのキノコ、とくにイグチ系がぼこぼこ出ている。キノコ初心者の自分には残念ながら何の種類か特定できない。
猿橋からの道との合流地点で、本日はじめての登山者と遭遇。いままで誰にも遭わなかったので、なんとなくほっとした。そこからなだらかな道を登って行くと15分ほどで山頂に出た。南面が開けて、ちょっとした広場のようになっている。カヤトの前の木の根元で、持参のビールを飲んで一服した。今日は曇りなので展望はきかない。冬に来れば富士山の見晴はいいのだろう。酒を飲みながら、HPの掲示板に山頂の写真をメール送信しておいた。
日本酒も飲んだのでそこそこ酔っ払って、2時間の大休止。下山は少し先に進んで、猿橋方面に下る。しばらくはザレた急坂で、ちょいと飲みすぎたせいかスリップ気味になってしまう。9月とはいえ暑いので、汗だくになりながらの下山だった。4−50分で浄水場の上の林道に出ることが出来た。
そこからは車道をずんずん下って行った。途中百蔵山登山口というバス停があって、見ると15時に1本だけ猿橋駅へのバスがあるようだ(土休日のみ、11/23まで)。こうした情報がもう少しHP化されていれば嬉しいのだけど...
帰りは少し遠回りして猿橋見物。日本三大奇橋と大きく看板がある。何故だか分からないが、橋の下に小さな屋根がいくつもあって、それが奇橋といわれるゆえんなのだろう。橋の上からの眺めも面白く、観光バスがきたり、人出もそこそこだった。

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