山に行こう 山行記録 明神ヶ岳

明神ヶ岳

標高1169m・神奈川県

2002年11月3日(日) 晴れ
日帰り 同行3名

●写真

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●交通

往路JR蒲田6:35 − 川崎6:39
川崎6:46 − 小田原7:50
大雄山線小田原8:12 − 大雄山8:33
伊豆箱根鉄道バス大雄山駅8:40 − 道了尊8:50

復路小田急バス宮城野16:30 − 強羅駅16:40
強羅〜箱根湯本間はバスと登山鉄道乗り継ぎだが大混雑のため詳しい時刻不明
小田急箱根湯本17:57 − 小田原18:09
JR小田原18:24 − 川崎19:27
川崎19:32 − 蒲田19:35

●山行:(歩行時間4:03)

道了尊バス停8:50-最乗寺9:07-見晴小屋9:55-休憩10分-見晴小屋発10:05-明神ヶ岳山頂11:28-休憩107分-山頂発13:15-途中休憩20分-宮城野15:10

●記録文

早いもので今年も11月の3連休。その中日に、勤め先の上司I氏のお声がかりで、箱根の明神ヶ岳へ同僚と登る計画となった。残念ながら発起者のI氏は所用で参加不可能に。夏に共に甲斐駒に登ったKO氏も3連休仕事ということで私も含めて4人での山行となる。メンバーは私のほかにKA氏、N氏、W氏の3名だ。当日は朝8時に小田原駅大雄山線の改札前に集合。予定通り8:12発の電車に乗ることが出来た。道了尊へはバスでの移動で、座席がほぼ満席になる程度の混雑だった。このときは予想よりすいていると感じた...
参道を登っていつもより人の多い最乗寺を軽く見学。皆で記念撮影もしておく。紅葉にはまだ早かったようだ。寺の左手の朱い大ぞうりの脇から登山道へと進む。緩急のある道なのでそれほど苦に感じないコースだ。私を含め2-30代のメンバー。年配の方々を追い越しながら快調なペースで行くことが出来た。
林道を2本ほど横切った後、見晴小屋で小休止。今日は快晴で丹沢の山並みが手にとるように見えた。景色を眺めながらパンやチョコレートなど行動食を取っておく。
再び出発してしばらく行くとすすきの原にでた。この辺りはコース中一番快適なところで、樹林から抜け出た後の開放感が味わえる。しばらく行けば神明水が湧いていて涼をとることも出来る。少し飲んでみたが、以前よりも酸味が増しているような気がする。飲用に適しているのかどうかは分からない。ちなみにこの辺り日陰がなく、ゴールデンウィークを過ぎた頃からは地獄のような暑さになるので、その点は要注意だ。
さらにすすきの原の登りをこなすと道は再び樹林帯へ。このあたりから同行の皆さん、疲れが出たのか徐々に無口になる。普段それほど山に登っている方々ではないので、気をつけながら進む。途中には再び水場があって、ここで小休止。飲んでみるとこちらの水のほうが美味しかった。
樹林を抜けるとふたたびすすきの原。ここから振り返ると相模湾の眺めがすばらしい。三浦半島や江ノ島も見える。登ってきた皆さんの表情も明るくなってほっとする。この先の分岐を右手にとって、急坂ひと登りで明神ヶ岳山頂に到着。残念ながら富士山の頭は雲をかぶっていたけど、その他の眺めは上々。皆で並んで記念撮影をする。
山頂は風が強く、かなり寒い。実はおかげで風景を十分堪能するどころではなかった。ほかの登山客も皆物陰で休んでいる。場所の空きがなかなかなくて、金時山方面に5分ほど進んだ道端でようやく落ち着くことが出来た。I氏差し入れの日本酒を中心に皆で持ち寄ったつまみでいつもどおりの(?)宴会となった。前回の塔ノ岳でいかくんの酸味と甘味が意外と疲れた体にあうことがわかり、W氏が再び持参してくれた。山での酒はやっぱり美味しいけど、大勢で来た時はまた楽しい。KA氏も山酒が気に入ったご様子。ぜひまたどうぞ...
(ちなみにEPI STRA S-1022はこの日ぐらいの気温と風速になると火力不足で、なかなかお湯が沸かず皆さんにご迷惑をおかけしてしまいました。やはり冬はちゃんとしたストーブと寒冷地用のガスが必要ですねぇ...)
寒さでそれほど酔っ払った感じもせずに撤収。再び山頂を通過して宮城野へと進む。山頂は相変わらず寒風が吹き付けていたけど、登山客はひっきりなしに訪れていた。やはり連休の中日だけはある。
降りはN氏の先導で快調に進む。彼も数回の山行きで慣れてきたせいかなかなかハイペースだ。行動中は特に寒いこともなくじわりと汗ばんできた。宮城野への分岐で本日最後の休憩。ここはカヤトが風除けになって陽だまりになっている。ここで少し昼寝して名残を惜しんだ後宮城野へと下山した。
宮城野バス停到着。バスの待ち行列に並ぶ。さてここからが結果的に本日最大の難所になってしまった。この時期箱根は大混雑で交通機関が完全に麻痺しているのだ。10分に1本来るはずの小田原行きのバスが1本も来ず、2-30分に1度強羅行きのバスが来るのみ。これも満員のためほとんど通過してしまう。タクシーも稼ぎ時なのか湯元まで1万円とのこと。寒風吹きすさぶ中酒を飲みながら震えて待ち、結局強羅行きのバスの乗れたのは1時間半後だった。強羅へは10分ほどでこれなら歩けばよかったと後悔する。
そして強羅についてまたまた驚いたのが駅前の長蛇の列。登山鉄道は乗車まで1時間半待ちらしい。愕然とした私は再び酒を購入。酒屋のオヤジに聞くとこれでもよくなったほうで、昔はこの時期3時間待ちは当たり前だったという。
皆と相談してバスで宮の下までいって湯元まで歩こうということになりバスに乗る。この行き先が宮の下駅ではなく宮の下温泉ということらしく、駅ではない場所で降ろされ再び意気消沈。方向もよく分からないまま車の流れる方向に下っていくと宮の下駅に辿り着いた。ここで駅員に聞くと10分後に来る電車が何とか乗れそうだということで、これに乗車してやっと湯元に降りることが出来た。宮城野下山からすでに3時間が経過していた...
今回の山行は山と宴会まではよかったのですが、時期と場所が的中しただけに最後がえらい騒ぎになってしまいました。ご迷惑をおかけしましたが皆さんまたご同道ください...

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