2005年5月5日(木) 晴れ
日帰り 同行1名
●ワンポイント
ファミリー向けのコース。裏登山道から眺める鋸山の岩壁はなかなかのものでした。山頂は観光地化されたお寺の境内。拝観料は600円(子供300円)です。31mの高さをほこる大仏があります。酒、弁当持参でくつろぐのが良いでしょう。東京湾、海の幸、観光とセットでどうぞ。 |
●写真
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●交通
往路 | 京浜急行 | 京急蒲田6:49 − 京急久里浜7:37 |
京急バス | 京急久里浜7:43 − 久里浜港7:53 | |
東京湾フェリー | 久里浜港8:05 − 浜金谷港8:45 |
復路 | JR | 保田13:26 − 浜金谷13:32 |
東京湾フェリー | 浜金谷港15:30 − 久里浜港16:05 | |
京急バス | 久里浜港16:10 − 京急久里浜16:23 | |
京浜急行 | 京急久里浜16:33 − 蒲田17:18 |
●山行:(歩行時間2:12)
久里浜港9:15-途中休憩5分-観月台9:43-鋸山10:15-休憩92分-鋸山発11:47-大仏12:25-休憩15分-大仏発12:40-保田駅13:19 |
今年のGWはまったく何の計画もしておらず、とりあえず日向山以外にもう1箇 所くらい日帰りでいければいいと考えていた。そこで目にとまったのが、普段あ まり候補に挙がらない房総の山で、鋸山だった。 |
この辺りに行くのに内房線を使うのは意外と遠回りで時間がかかりそう。東京湾 フェリーで久里浜から浜金谷に渡れば登山口まで2時間ちょっとでつく上にJR より格段に安い(片道1310円也)ことがわかった。しかもフェリーの旅で、 帰りは海の幸も味わえたりと、ちょっとした観光気分で臨める山のようだ。浜金 谷の寿司もセットという条件でBと一緒に出かけることにした。ザックの中には 食料や装備のほかに、5Kのプレートを入れてトレーニングの足しにした。 |
京浜急行、京急バスと乗り継いでフェリーに乗船。座席は30%埋まる程度で快 適な船旅だった。意外とゴルフ客が多い。そういえば飛行機でこの辺りを通ると 下はゴルフ場だらけだったっけ... |
甲板に出ると海風が気持ちよかった。東京湾に浮かぶ船の半分くらいは釣り船の ようだ。30分くらいすると浜金谷に近づいた。正面にこれから登る鋸山が見え た。海から山にアプローチしていくなんて、普段出来ない体験だ。 |
ターミナルの土産物屋で酒を購入。帰りに寄る予定の回転寿司屋を確認の後、街 道沿いのコンビニで食料を補給。しばらく歩いていくと左手に浜金谷駅があり、 その前から地元の手作りの道標にしたがって町を進んだ。漁業の町らしく、そこ かしこに魚屋やそれをネタにした食堂などがある。 |
町を抜けて内房線の架線をくぐりしばらく行くと急な階段が現れた。これが鋸山 への登山道のようだ。石段は照葉樹の中を10分ほど続いた。結構息が切れた。 登りきったところにベンチがあったので、コンビニのおにぎりで腹ごしらえした。 |
しばらく行くと観月台という高台に出た。ここからは浜金谷港と三浦半島方面の 眺めがよかった。あたりは園地化されていてツツジがたくさん咲いていた。東屋 もあるので休憩にも良い。しばらく行った先にはトイレもあった。 |
更に登っていくと正面に時折鋸山の岩壁が見え隠れした。やがて道はその岩壁と 同じ石質の石段となった。長年踏まれ続けたせいか角度がついて滑りやすい。し ばらく行くと分岐があって、左に行くと石切り場、右に行くと鋸山山頂だった。 石切り場のほうも面白そうなのだけど、今は鋸山山頂を目指す。急な石段を登り 橋を渡ると、岩壁直下の小広場に出たので一休止。下から間近に岩壁を眺めることが出来た。 |
ひと登りすると山頂の日本寺の一角に出た(日本寺境内北口)。受付があって、 拝観料600円とある。まさか金を取られるとは思っていなかったのでちょっと 引いてしまったが、ここまで来たので仕方なく2人分支払って入場した。1歩足 を踏み入れた途端そこは人が大勢いる観光地だった。ここまでほとんど人に会わ なかった静けさとは非常に対照的だ。石に彫られた巨大な百尺観音を眺めたのち、 観光客に混じって地獄のぞきをめざした。 |
地獄のぞきは丁度我々が登って来た鋸山裏登山道の頭上100mほどの高さに突 き出た岩場。なかなかの高度感で眺めも良かったが、いかんせんたたみ1畳位の スペースなので、ひっきりなしに人がやってくる。我々は少し先の岩場に移動し て、展望を楽しみながら乾杯した。房総の新緑と東京湾をめでながらのまったり としたひと時を過ごした。ちなみにこれほど観光地化されているのに山頂には売 店もトイレもない。 |
下山は日本寺の観音様やお地蔵を見学しながら保田駅へ。道々多くの石仏と巨大 な大仏様を拝むことが出来た。駐車場を過ぎると人が激減。この山に歩いてあが る人はほとんどいないらしい。心字池にキモチ悪いくらい大量におたまじゃくし が発生しているのを見つつ降っていくと、やがて道は車道になった。保田駅側が 表参道らしく、道標はきれいに整備されていて、あとはそれに従って田園地帯の 気持ちのよい道を進んでいくと15分ほどで駅に着いた。やはりこのあたり、房 総半島だけあって花のビニールハウスが多い。遠くを見やると今登った鋸山が緩 やかなカーブを描いている。我々は運良くすぐにやってきた内房線で浜金谷へと 戻った。 |
帰省ラッシュで満席の電車を降りて再び浜金谷へ。日にあたりすぎてちょっとだ るくなりつつも、目をつけていた回転寿司屋(船主総本店)へと突入。店内で3 0分ほど待って席についたのち、東京湾の地魚を堪能して満腹となった(この日 はとくにイサキがGOODでした)。あまりに満腹となったので身動きが取れず、 港のテトラポットの上で横になってしばらく休憩。しばらくすると何とかこなれ てきたので、15時半発のフェリーで久里浜へと向かった。帰りのフェリーは意 外と混雑していた。 |