山に行こう 山行記録 扇山

扇山

標高1138m・山梨県

1999年5月3日(月) 曇りときどき晴れ
日帰り 同行1名

●ワンポイント

コースも短く、山頂も広いので大人数でのハイキングによいのでは。ただし電車でアプローチの場合車道歩きが長いです。

●写真

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●交通

往路JR蒲田8:07 − 川崎8:10
川崎8:20 − 立川9:16
立川9:29 − 鳥沢10:18

復路JR鳥沢15:31 − 立川16:29
立川16:40 − 川崎17:37
川崎17:40 − 蒲田17:43

●山行:(歩行時間3:57)

鳥沢10:30-梨の木平11:27-(休憩)8分-梨の木平発11:35-水場12:05-水呑み杉12:15-扇山山頂12:50-(休憩)45分-山頂発13:35-梨の木平14-30-鳥沢15:20

●記録文

2日前に雲取山に登ったばかりなのだが、どうしても血が騒ぐ私はゴールデンウィーク中にもう一山登るつもりだった。とはいっても、天気もそれほどよくないし、お金もないしで、ハイキング気分で登れそうな扇山にでかけることにした。同行のBとは8時に川崎で待ち合わせ。南武線に乗り9時過ぎに立川に着くと、ホームは子連れのハイカーでごった返していた。
鳥沢駅に着くとハイカーが3-40人は降りただろうか。山頂の混雑が想像できる。駅前にはタクシーもいるしコンビにもあるので、いろいろ用意がなくても利便がききそう。用をたしてる間に全員をやり過ごすと、私とBは駅前の路地から梨の木平へと向かった。しばらくは住宅地やら農地が続き、やがてゴルフ場を迂回するように林道を行くのだが、これがほとんど舗装道でちょっとげんなり。お金に余裕があれば駅前のタクシーでカットしたほうがよいかもしれない。
1時間ほどで着いた梨の木平にはベンチやらトイレやらがある。大月カントリークラブの入り口(裏口?)の前だ。ここからようやく登山道になり山頂までは約1時間半の行程。途中の水場までの道はそれほど急でもなく、マムシグサ・イカリソウ・スミレなどが咲いて、ちょっとした花盛りになっていた。新緑も美しい。水場の水量は豊富だったが、上の人出を考えると飲用にはどうだろうか?
水場からひと登りで水呑み杉。今日は出ていないが、ここからもちょろちょろと水が出る形跡があった。横のため水のほうから野太いかえるの声がする。百蔵山との縦走路までは急傾斜でつづら折になる。Bが急にスピードアップしたのでこっちも必死でついていく。おかげで翌日は筋肉痛になってしまった。縦走路に飛び出るとあとは台地状で、広場のような山頂はまもなくだ。
山頂では100人近くのハイカーが休憩していた。子連れが多い。山梨の秀麗富嶽12景に数えられる扇山だが、今日は道志の山並みがかすんで見える程度だ。
昼食の後往路を引き返した。この時間でもまだ登ってくる人が多くいる。帰りがけに50人ほどの集団がどんどん追いついてきてこれはやばい、と思ったのだが、えらく統率の取れたグループで、道を譲ると一糸乱れずあっという間に追い抜いていった。感動モノである。ともあれ扇山は家族向けのハイキングにはいいところだと思った。夏は暑そうだけど...鳥沢からの電車はゴールデンウィークということもあって座れなかったが、例に漏れず酒だけはしっかりと飲みながら帰途に着いたのでした。

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