山に行こう 山行記録 三ノ塔

三ノ塔

標高1205m・神奈川県

2003年6月21日(土) 晴れ
日帰り 同行1名

●写真

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●交通

往路JR蒲田6:18 − 横浜6:34
相模鉄道横浜6:48 − 海老名7:19
小田急海老名7:31 − 秦野7:54
神奈川中央交通秦野駅8:00 − 菩提8:16

復路神奈川中央交通戸沢入口18:11 − 秦野駅18:32
小田急秦野18:36 − 海老名18:56
相模鉄道海老名19:03 − 横浜19:33
JR横浜19:42 − 蒲田20:01

●山行:(歩行時間6:19)

菩提8:20-桜沢橋8:59-葛葉ノ泉9:13-途中休憩20分-二ノ塔11:30-休憩5分-二ノ塔発11:35-三ノ塔11:50-休憩102分-三ノ塔発13:32-烏尾山13:59-休憩59分-烏尾山発14:58-林道(新芽荘)16:11-休憩10分-新芽荘発16:21-戸沢入口17:55

●記録文

先週に引き続き、今週の土曜も梅雨の中休みがやってきた。今日はBを連れて、丹沢の三ノ塔に出かけることにした。これまでは蓑毛から登って、表尾根を行くことが多かったのだけど、今日は三ノ塔だけがターゲットなので、まだ歩いたことのない道で、菩提から登って、大倉に下りるコースを取ることにした。
秦野に着くと、まだ発車まで30分ほどあるヤビツ峠行きのバスにはすでに100人近い行列が出来ていた。いつも蓑毛から歩いてしまうのでまだこのバスには乗ったことはないのだけど、年中こんな混雑なのだろうか? 路地裏にあるトイレを拝借。Bはドトールで今日の昼飯を調達してきた。ガラガラの渋沢駅行き(菩提経由)のバスに乗車した。
15分ほどで菩提に着いた。交通量の多い通りから路地に入ると、民家と畑地の静かな道になった。おたまじゃくしの泳ぐ水田の向こうに、表尾根の山並みがすらすらと尾根を連ねていた。道標がないので、感に任せて桜沢橋まで進んだ。途中ゴルフ場の中を抜けていった。
桜沢橋からさきの林道では何台かの車に追い抜かれた。葛葉ノ泉に着くと、車がたくさんとまっていて、皆水を汲んでいた。ポリタンクをいくつも並べて汲んでいる。護摩屋敷の水でも見た光景だ。割り込ませて貰って、ペットボトルの水を交換した。飲むと滑らかな味わいの水だった。水量は豊富で、涼しげな場所だった。
少し先の小さな階段から登山道に入った。どんどん気温が上がってきていて、登るにつれ汗の噴出す量が多くなった。植林の多い道をキノコなど観察しながらひとしきり登ると、いったん林道に出た。林道からは三ノ塔と二ノ塔の間に突き上げる葛葉川を遡行する人たちの掛け声が聞こえた。人気が少ない道で、途中一人の登山者に追い抜かれただけだった。
ぐんぐん気温が上がる中、歩みもいつもの半分くらいのスピードになっていた。日陰を探しながら休み休み登っていった。特にBが久々の山でこの暑さということで、かなりばてている。道もそこそこ急坂で、ヤビツ峠からの道よりも厳しく感じた。やがて表尾根らしい明るい雰囲気になってくると、開けた場所があって、そこにはパラグライダーを楽しんでいる人たちが集っていた。
右手に大山を見て、ひと登りすると二ノ塔についた。菩提を出てから炎天下を3時間。Bもぐったりしている。三ノ塔まではもうひと頑張りなので、少し休憩して進んだ。途中去年も食べた木苺の実があって、今年はまだちょっと早かったけれども2-3個食べれるものがあった。
暑さの中やっとの思いで三ノ塔にたどり着いた。今日もけっこうな人数の人たちが休憩している。夏にしては眺めが良くて、塔ノ岳への表尾根とそこから右手に連なる丹沢の主脈がくっきりと見えた。三ノ塔からの眺望は本当にダイナミックだ。これを眺めながら、ビールで乾杯。ドトールで買ったサンドウィッチやシーチキン缶+お弁当を食した。満腹になったあとは一時間ほど横になって寝た。
暑さで目が醒めて、休憩終了。近くの人がコンロの火がつかないというのでライターを貸すが貸したライターも点火しなかった。結局そのあとコンロの火は点いたようだけど...
だらだらと撤収して烏尾山に進んだ。三ノ塔からの降りのガレ場は眺めが良い。烏尾山のオモチャのような小屋のある小山から塔ノ岳へ尾根が続くさまがすばらしい。塔ノ岳の景色よりもこちらのほうが断然いいと思うのは自分だけだろうか...?
夏の直射日光を浴びながらの辛い道のりで、烏尾山荘にカキ氷のあることを期待しながらたどり着いたのだけど、残念ながら飲み物しかなく、BがCCレモンを買って飲んでいるのを分けてもらうとあまり冷えていなかった。どうせあとは降るだけなので、ここで横になってまた1時間ほど寝た。風が吹くと暑いながらも気持ちよかった。
すっかり焼け上がって烏尾山から下山。すでに15時。日帰りでこんなにゆっくりしたのも久々だけど、たまにはいいものだ。暑さのせいで水の残りが少ない。大倉までの道の途中に竜神ノ泉という水場があるようなので、それを期待して進む。ほぼ全体に植林の中を降る。Bは完全にばてたようで、スピードが上がらない。
誰にも遭わず、1時間強で林道に出た。駐車場があって、向こうには新芽荘という小屋があった。途中で水も尽きて喉はからから。「氷」の文字につられて、一も二もなくカキ氷を注文した(300円也)。一緒に買ったポカリ(150円也)は最高にうまかった。奥のテーブルでかき氷を食べていると、サービスのキュウリを貰うことが出来た。他に休んでいる人たちが、仏果山辺りのヒルの話をしていた。
新芽荘から大倉までは林道歩き。塔ノ岳から下りてくる人たちなのか登山者が多かった。崖から流れている沢水で顔や手を洗うと気持ちよかった。水溜りにはあふれそうなくらいのおたまじゃくしが湧いていた。竜神ノ水は護摩屋敷ノ水や葛葉ノ水と同じタイプで、やはりここにも水を汲みにきている人がいた。傍らには、飲用するときは煮沸するように、との注意書きがあった。他の水場よりも標高が低い(?)分汚染があるのだろうか? 少し口に含むと無味無臭の水だった。
1時間ほど歩くと舗装路になって大倉にたどり着いた。橋のかかった向こうにバス停が見えるけれども、面倒くさいのでそのまま直進。戸沢入口まで田園地帯を降って、本数の多いバス通りに出た。セブンイレブンでチューハイを購入。やってきた秦野行きのバスに乗って、気持ちよく酔っ払って帰路に着いた。

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