山に行こう 山行記録 笹尾根

笹尾根

最高点 槇寄山 標高1188m・東京都/山梨県

2002年2月23日(土) 晴れ時々曇り
日帰り 単独行

●ワンポイント

北斜面に残った雪と、南斜面に訪れつつある春の対比が印象的でした。特に景色がよいというわけではなかったのですが、静かな里山を堪能できました。

●写真

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●交通

往路JR蒲田4:33 − 川崎4:37
川崎4:46 − 立川5:39
立川5:41 − 武蔵五日市6:12
西東京バス武蔵五日市駅6:26 − 数馬7:15

復路西東京バス上川乗13:36 − 武蔵五日市駅14:25
JR武蔵五日市14:32 − 拝島14:49
拝島14:59 − 立川15:10
立川15:15 − 川崎16:08
川崎16:15 − 蒲田16:20

●山行:(歩行時間4:53)

数馬7:25-西原峠8:49-槇寄山8:51-笛吹峠10:05-(休憩15分)-笛吹峠発10:20-浅間峠12:01-(休憩10分)-浅間峠発12:11-上川乗バス停12:43

●記録文

先週の丹沢に引き続き、雪を求めて奥多摩の笹尾根に向かった。夜明けと共に武蔵五日市から数馬行きのバスに乗車。乗客は登山者10名程度だった。
数馬到着。トイレを済ませて出発する。仲ノ平まで戻って集落の中を登り、カブト作りの家の脇から西原峠への山道に入る。このあたりは道端にところどころ雪がある程度。そこそこ寒いけど、登っていると汗がにじんでくる。尾根への道を1/3ほど過ぎたあたりから、ところどころ雪道になり、中盤にかかると、あとは西原峠まで圧雪になったトレースの上を歩くことになった。今回はためしに登山靴のまましばらく歩いたのだけど、途中滑り始めたのでアイゼンを装着。さくさくと進めるようになり、革靴のまま難渋して登っているカップルを抜く。
西原峠から槇寄山にあがると、南面はまったく雪がない。山頂からは三ツ峠山・小金沢連嶺・富士山が遠くに見え、北側には三頭山が樹間に見えた。三頭山方面に向かう道には雪があった。ここで行動食として、黒糖をかじる。甘味が口に広がる。
西原峠まで戻り、笛吹峠へと向かう。ここから笛吹峠までは、おおむね北側斜面にトレースがつけられており、踏み固められて滑りやすい雪の上を歩くことになった。再びアイゼンをつけずに歩いてみたが、斜面に沿って道が左に傾いているのでスリップしやすい。すべれば2-30mは滑落しそうだ。無理にトレースを外してスリップを防ぐと、今度は雪にもぐった靴が湿ってきた。結局、もう一度アイゼンをつけ進むことにする。歩行が安定したので後ろを振り返ると、三頭山や御前山の向こうに、鷹ノ巣山や雲取山が見えた。
笛吹峠までは、雪のハイキングをたっぷり楽しむことが出来た。お腹もすいたので、弁当を食す。前回の山行からコンロの調子が悪く、昨夜出発前にいろいろ試したのだけど、とうとう7年間使い続けたコンロがお陀仏になってしまったので、本日はご飯に錦松梅と春巻きを持参。ちょっと冷えてるけど、たまにはこういうお弁当もおいしいなぁ...勢いでかきこんだら、あっという間になくなってしまった。
笛吹峠から先は徐々に高度を下げ、コースが南面に向いたりするせいもあって、徐々に雪が減ってきた。日原峠との中間地点でアイゼンを外す。丸山、土俵岳と進むが、特に展望がよいわけでもない。それでも明るい尾根歩き自体は気持ちいい。アイゼンを外してスピードも出た。日原峠につく頃には、山道から雪はまったく消え去っていた。
そののち、いくつかのアップダウンを繰り返し、浅間峠到着。ここは東屋といくつかのベンチがある広場だ。北側の斜面にはまだ雪がへばりついている。藤野方面和田から上がってきたという中年の人と二三言交わし、あとは一気に上川乗に向けて降下。30分で一気にバス停についてしまい、予定していた13:36のバスまで50分待ちとなる。この間は当然持参の酒で腹を癒した。後から来た別の中年登山者の人と、山情報の交換も出来た。
その後バスに乗り暖かい日差しにうとうとしながら武蔵五日市到着。青梅名物の梅干を買って帰路に着いた。
余談だけど、日原峠を過ぎたあたりからくしゃみと鼻水が止らなくなって、浅間峠からの杉林の中で最高潮に達した。とうとう花粉症になってしまったのだろうか...うーむ...

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