山に行こう 山行記録 臼杵山〜市道山〜陣馬山

臼杵山〜市道山〜陣馬山

白杵山(標高842m・東京都)
市道山(標高795m・東京都)
陣馬山(標高855m・東京都/神奈川県)

2002年6月23日(日) 小雨のち曇り
日帰り 単独行

●写真

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●交通

往路JR蒲田5:48 − 川崎5:52
川崎5:54 − 立川6:47
立川6:58 − 武蔵五日市7:28
西東京バス武蔵五日市駅7:32 − 荷田子7:45

復路JR相模湖15:02 − 高尾15:13
高尾15:21 − 立川15:38
立川15:43 − 川崎16:38
川崎16:43 − 蒲田16:48

●山行:(歩行時間6:12)

荷田子7:50-休憩10分-臼杵山9:52-市道山10:57-休憩13分-市道山発11:10-醍醐丸12:13-休憩11分-醍醐丸発12:24−和田峠12:47-陣馬山13:04-明王峠13:34-休憩8分-明王峠発13:42-相模湖駅14:44

●記録文

梅雨に入って2週間ほど。今年ははっきりと雨の降る日が少ない。日曜も曇りの予報だったので、どこかにトレーニングに出かけることにする。どうせ天気が悪いので、交通費が安くてそこそこハードなコースを探す。そういえば戸倉三山はまだ歩いてなかったことに気づく。武蔵五日市からバスで荷田子まで入って、臼杵山から市道山まで行き、さらに陣場方面へと縦走することにする。調子がよければ高尾まで行くことも可能だけど、天気と体調次第で適当なポイントで下山することにしよう。
払沢の滝行きのバスはガラガラ。運転手の車内放送の操作がアバウトで危うく荷田子を通過しそうになる。ここで下車したのは自分ひとり。あまりメジャーなコースではないのかも...? 空は低くどんよりと曇っている。山肌にも霧がかかっている。集落から鹿よけの電流フェンスを開けて畑の中の道に取り付く。すぐに植林帯の急登になる。登山道まで被ってきているやぶで体がけっこう濡れる。一時で城山と臼杵山を結ぶ道に出た。臼杵山までは1時間半とある。
臼杵山への道はほとんど植林帯だった。ところどころ広葉樹に変わったりやぶがこんでいるところがある。雨が降っているわけではないのだけど、高度が上がるにしたがって霧が木々について水滴になって、動く拍子にそうしたしずくが体にたくさんつくので、ずぶぬれになってしまった。下草のおかげで下半身もびしょびしょだ。気温が下がって寒いので、途中から雨具を取り出して着た。腹が減ったので、パンを取り出して食べる。
やがて元郷からの道を合わせる。雨が降っているせいかずいぶん歩いた気がする。少し右手に行くと臼杵神社がある。ここには元郷への道は崩壊のため通行禁止、とあったが、上に落書きで現在は通行可、と書いてあった。神社から5分ほどで臼杵山山頂。何の展望もないひっそりとしたところだ。
ここからは市道山への縦走路。細かいアップダウンがいくつもある。一粒一粒が見えそうな濃い霧が立ち込めて奥多摩の前衛の山にしては奥深い雰囲気が漂っている。その霧が木々に付着して森に静かに降りそそいでいる。市道山もやはり展望がない樹林の中の頂。ここで本日始めての登山者と遭遇。入山峠に車をおいて臼杵山のピストンだという。やはり自分と同じくトレーニングにきているようだ。ここでパンをもうひとつかじって補給しておく。
次は吊尾根を進んで和田峠から陣場山までだ。関場との分岐までは2つくらいのグループとすれ違ったけど、吊尾根にはまったく人気がなかった。この道も細かいアップダウンがありトレーニングになる。途中ギンリョウソウの群生があったり、小さな動物が前方を駆け抜けたりして楽しい。
意外とあっという間に醍醐丸到着。左右は陣場〜生藤山の縦走路だ。八王子市最高点、と標識がある。ここのベンチで持参の錦松梅・梅干ぶっ掛けご飯を食す。だいぶ濡れたせいで10分休んだだけで体が冷え切ってしまった。急いで和田峠へ。
ここからは再び人とすれ違い始める。和田峠につくとこんな日でも何人かのハイカーがいる。そのまま通過し陣馬山へ向かう。20分ほどで陣馬山山頂。中学生の集団が盛り上がって気勢を上げている。辺りは濃い霧で何も見えない。陣馬山を後にしぬかるんだ道を明王峠へと進む。
明王峠着。このままどんどん行けば高尾までいけるけど、今日はだいぶ濡れたしここまでと決める。持参の酒を飲み少し休んで相模湖へと下山。相模湖で酒を補充して本日のトレーニングは終了となった。

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