山に行こう 山行記録 筑波山

筑波山

標高876m・茨城県

1999年4月17日(土) 晴れ
日帰り 同行3名

●ワンポイント

茨城にある高尾山のようなところ(茨城の方からは怒られそうですが...(^^;)。つつじヶ丘から登るといろいろ奇岩があって面白い。売店も豊富なのでファミリーでどうぞ。いざとなりゃケーブルでおりれますからいくら飲んでもOKです。

●写真

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●交通

8時柏駅集合でレンタカー

●山行:(歩行時間1:40)

つつじヶ丘11:00-弁慶茶屋11:26-女体山12:00-(休憩1時間50分)-女体山13:50-つつじヶ丘14:30

●記録文

筑波山に登るのは今回で2度目だ。先日茨城・千葉方面の知人に声をかけてもらい再登することになった。気軽に登って酒を飲んで降りてこれる山ということで、私以外の3名は普段山登りをしない顔ぶれだ。人数もそろったし柏でレンタカーを借りて、山麓のつつじヶ丘まで行くことにした。実際筑波山までバスで行くとなると、土浦から2本乗り継ぎになってしまうので、車で行けばかなり楽になる。今回のコースは一番手軽に登れるつつじヶ丘と女体山の往復だ。メンバーのS氏は毎夏真壁側から地元の仲間とともにビール1ケースを担いであげて山頂で飲むのが恒例だそうで、今回はそれに倣って、私が缶ビール5本をあげることになってしまった。まー、体もなまっていることだし、これで少しぐらい遅くても文句は言われないだろう(笑)。
車が筑波山に近づくにつれ山麓の淡い色合いが見えてくると、ふもと付近で山桜が満開になっていることがわかった。春の霞、新緑の淡い色合いに混じって、遠くからの眺めはけっこう日本的だ。筑波山神社からつつじヶ丘までの道もかなりの花木が満開になっていた。つつじヶ丘まではさしたる混雑もなく到着。ロープウェイのふもと駅の駐車場にもすんなり入れた。まずはザックにビールと氷の入ったケースを縛り付け、そうたいした重さではないことを確認して出発。
花やしき的なミニ遊園地の脇から階段を上っていく。この辺はまったく観光地臭い。樹木のない登山道は日が照り付けてすぐに汗が吹き出てきた。眼下に広がるはずの関東平野は、春霞でほとんど見えない。かすかに霞ヶ浦が見えていたが、それもまもなくわからなくなってしまった。30分であっという間に弁慶茶屋に到着。ここが女体山との中間地点になる。店にはガマの油やら百名山の記念品やらが並べてあった。左手には筑波山神社からの道が合流している。元気な野人中年(風采・行動からそう呼ばれているらしい(笑))のS氏は休みを取る気配もなく女体山方面へ飛ばしていく。一同それに続いた。
だんだん樹林の中に入ってきた登山道では、このあたりから奇岩怪石が続くようになる。弁慶七戻り石など、どうやったらこんなふうに石が乗っかるのかまったくふしぎだ。くぐると安産になるという岩窟のところではおばさんグループがおおはしゃぎで、こちらが赤面するような状況になっていた(笑)。
女体山直下のいったん平たくなるあたりではカタクリがポツポツと咲いていた。先週登った御前山の大群落を思い出しながら歩く。そこから女体山へは右側にまくように10分ほど登る。結局つつじヶ丘から1時間であっけなく登頂。ごった返す山頂の奥のほうに陣取って、担ぎ上げたビールで乾杯した。冷えたビールが最高にうまい。山頂からは富士山も見えるらしいが、霞ヶ浦も見えないような状況なので、片鱗さえもうかがえない。
30分ほど休憩し女体山をあとにすると、ガマ石などを見ながら男体山との鞍部方面へ移動。さらに日本酒を胃袋に投入して気分をよくした後、往きと同コースで下山した。午後からも次々と登る人が来ていて、午前中よりも混雑している。部活のトレーニングで登る学生たちなど微笑ましい。前回登ったときは柔道部の連中が下駄で登っていてびっくりした(^^;。
帰りには付近を観光。車で筑波山神社から旧登山道を下ると、一番下の鳥居まで距離・勾配共意外にあることがわかる。これを登るのが本来の筑波山登山のスタイルなのだろうか。その後、小野小町の墓やら枝垂桜が有名な古刹などをたずねたのち、S氏の家で手打ちのそばを御馳走になった。打ったばかりのそばはうまかったです。ごちそうさまでした。

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