2006年9月22日(金) 曇り
日帰り 単独
●ワンポイント
展望のない山ですが、ブナ林が素敵です。人も少ないので、森を歩くにはよいです。本棚の滝、下棚の滝はゆっくりくつろぎたいところ。 |
●写真
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●交通
往路 | JR | 蒲田6:15 − 横浜6:33 |
相模鉄道 | 横浜6:37 − 海老名7:09 | |
小田急 | 海老名7:14 − 新松田7:46 | |
富士急バス | 新松田駅8:10 − 大滝橋9:12 |
復路 | 富士急バス | 西丹沢自然教室16:20 − 新松田駅17:32 |
小田急 | 新松田17:37 − 海老名18:10 | |
相模鉄道 | 海老名18:19 − 横浜18:51 | |
JR | 横浜18:57 − 蒲田19:16 |
●山行:(歩行時間5:24)
大滝橋9:20-一軒屋避難小屋10:23-休憩9分-一軒屋避難小屋発10:35-途中休憩10分-大滝峠上11:20-休憩4分 -大滝峠上発11:24-畦ガ丸避難小屋12:02-休憩8分-小屋発12:10-畦ガ丸12:14-休憩86分-山頂発13:40-善六ノタワ14:28 -本棚の滝15:00-休憩10分-本棚の滝発15:10-下棚の滝15:24-休憩4分-下棚の滝発15:28-西丹沢自然教室15:55 |
22日は秋分の日の振り替え休日で仕事が休みになった。せっかく平日に休みになったので、日帰りで近場の山に出かけることにした。とはいうものの、ピークハントという意味では、近場の主だった山はほとんど登ってしまっている。これからは同じ山でも別コースで登るとか、違った季節に登るとか、マイナーなピークに登るとかいうことをテーマに考えていこう... |
そんなわけで、3年前の3月、雪のあるころに登った畦ガ丸。そういえば、西丹沢自然教室と山頂の間に滝があったのにまだ行ってないことを思い出した。今日はそれほど天気もよくないので、畦ガ丸に森と滝を見に行くことに決めた。 |
世の中は平日ということもあって、西丹沢行きのバスに乗った登山者は数名ほど。1時間の乗車ののち大滝橋で下車した。一人ぶらぶら林道を歩いていく。夏とも秋ともつかない、湿り気を帯びた風が吹いている。涼しいのだけど肌はジットリ。 |
山道に入る。いくつかの桟道を渡りながら沢筋を登っていく。このルート、東海自然歩道の一部なので道はしっかりしている。空は曇っていて、登山道は暗い。いったん沢を離れて尾根に出た。突如人声が登山道ではない方角から聞こえた。なにをしているのだろう? ここまではこの人たちが「露払い」をしてくれていたのか、このあたりから登山道にクモの巣が大量に出始めた。枯れ枝で払いながら歩く。 |
再び沢筋に出て、しばらく歩くと一軒屋避難小屋到着。小屋の中は相変わらずきれいにしてある。ここから大滝峠上へ上がる道とは別方向に「オニイシ→」と書いたペイントがある。地図を見ると鬼石沢とある。沢登りのコースらしい... |
一軒屋から大滝峠上へはステタロー沢沿いを歩く。一軒屋からすぐのところに、湧き水があるのでのどを潤した。毎度ながら、家の水道水とは比べ物にならないおいしさだ。ベンチのある大滝峠上をすぎると、ところどころ急坂が現れる。広葉樹林の森の中、どんどん高度を稼いでいった。辺りを見るといくつかキノコが出ている。 |
軽く降って、急な木段を登った先が畦ガ丸避難小屋。小屋の戸が開いている。不審に思いながら入っていくと年配の男性が一人食事をしていた。誰もいないと思っていたので意外だった。挨拶をして、小屋日誌に立ち寄ったことを書き込んでおく。小屋の中は3年前と同じ。ここも綺麗に使われている小屋だ。日誌を見ると、やはりこの時期の使用頻度は低そうだ。 |
山頂はそこから一投足。辺りには薄くガスが立ち込めている。もともと展望のない山頂なので、ガスでも出ていたほうが、ちょっとイイ感じだ。じっとしていると汗が冷えて、結構寒い。気温は18度。 |
ベンチでは、おばさんが二人食事をしている。それだけではなく犬が、足元に座っていて、聞けば自然教室からついてきたのだという。里山には登山者の食事のおこぼれを狙う犬が出没することがある。首輪がついているのでどこかの飼い犬なのだろう。個人的にはこうした犬には餌をやらない方針なので、とりあえず「なにもあげないよ」と言っておいて、かわいそうだけどあとは無視。小屋から戻ってきたおじさんは、いなりずしをあげたらしいが、「おかげで自分の昼ごはんが減ってしまったよ」となげいている。小屋で食事をしていたのは緊急避難か? おじさんが去り、おばさん二人組みが降りていくと、犬はおばさんのほうについて山頂を降っていった。いちばん餌をくれそうな人を見極めてついていく? |
山頂の一角には、南面に赤テープでしるしのつけられたルートが有。持参の地図には載っていない。これはひょっとして一軒屋避難小屋で見た「オニイシ→」のルートなのでは? いつか試してみたいものだけど... |
ひとしきり酔っ払って菓子パンを2つほど胃袋に入れた後下山。汗をかいたTシャツ一枚のままいたので結構冷えた。雑木林の中にはいくつかのキノコが生えていて、ブナに出ていたヌメリツバタケモドキを持ち帰って味噌汁にして味わうことができた。ブナ林のある丹沢、いいなあ... |
雑木林の中をどんどん降って、また沢筋に出た。このコース半分以上は沢沿いをいくようだ。さらに降っていくと、本棚の滝への分岐。5分とあるのでよってみる。本棚の滝は水量、高さともなかなかのもので、滝の下に立っていると霧になった流れが漂ってきて、寒気を覚えるほどだ。 |
本棚の滝からさらに降っていくと、今度は下棚の滝の分岐。バスの時間には間に合いそうなので、こちらも5分ほど寄り道して見学。下棚の滝は本棚の滝よりも少し女性的な風情。茶色い岩壁をしとしと水が流れて、滝つぼを作っていた。 |
そこから何回か木橋を渡り返し、堰堤を2回越えると、ゴールの西丹沢自然教室が見えた。つり橋を渡って、平日で閑散とした駐車場にたどり着いた。キャンプ場のおかげか、いつからかここの自販機にビールが入るようになった。のどを潤しながら、バスを待ち新松田へと爆睡ながら帰っていった。新松田の煎豆屋に寄るとちょうど新豆が入荷したばかりだったので、それを買って家路に着いた。新松田駅前のマニラ食堂は準備中だったので今回もお預け... |