山に行こう 山行記録 棒ノ嶺

棒ノ嶺(棒ノ折山)

棒ノ嶺(標高969m・東京都/埼玉県)

2006年4月24日(月)晴れのち曇り
日帰り 単独

●ワンポイント

小沢峠から黒山までは雑木林もある尾根道。この日はつつじがたくさん咲いていました。ヤマザクラが周辺の山々や棒ノ嶺山頂にも花を咲かせていました。棒ノ嶺への多くの登山者は名栗湖から白谷沢沿いを登ってくるようです。清東橋からの車道は川井駅までバスが通っています。上日向まで行くと多少本数が多いようです。駅近くに酒屋はないので、この道の途中の酒屋で帰りの酒は調達のこと。

●写真

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●交通

往路JR蒲田6:12 − 有楽町6:31
東京メトロ有楽町6:35 − 池袋6:55
西武鉄道池袋7:06 − 飯能8:02
国際興業バス飯能駅8:13 − 小沢8:46

復路JR川井16:29 − 青梅16:51
青梅16:56 − 東京18:14
東京18:18 − 蒲田18:40

●山行:(歩行時間4:49)

小沢8:54-小沢峠9:42-休憩5分-小沢峠発9:47-途中休憩10分-黒山11:28-休憩8分-黒山発11:36-ゴンジリ峠11:55-休憩10分-ゴンジリ峠発12:05-棒ノ嶺山頂12:15-休憩109分-棒ノ嶺発14:04-百軒茶屋15:00-途中休憩5分-川井駅16:10

●記録文

半年ぶりに再開した山。景信山に引き続き、低山で体作りを行うことにした。場所は奥武蔵と奥多摩の間にある棒ノ嶺。ここは埼玉県と東京都の境界でもある。その位置感覚を歩いて実感してみるのもおもしろそうなので、名栗村側から入って、青梅線側に降りてみることにした。通勤で混雑する飯能駅を抜け、名郷行きのバスに乗る。平日ということもあって、乗客は少ない。小沢で降りたのは自分ひとりだった。
入間川沿いでGPSを初期化していると、これから歩く方向から、3台のバイクがものすごい爆音を上げて降りてきた。しばらくあとには、やはりものすごい騒音のオープンカーが猛スピードでカーブを曲がっていく。どうも奥武蔵の林道にはこうした輩が多い。静かな山村には似合わない光景だ。
小沢から40分ほど車道歩き。道端には山吹や春の花をつけた木々が陽光を受けて美しく輝いている。小沢トンネルの脇から、山道に入る。そこから10分ほど植林帯を登った先が小沢峠だった。ベンチがあるので休憩する。Tシャツ姿でしばらく休んでいると、ちょっと冷えるくらいの気温。まさに低山日和だ。
出発し急坂を登っていく。先ほどのバイクが峠を攻めているのか、登山道までものすごい爆音が響いてくる。かなりげんなりしつつも、ひとがんばりで尾根に出た。開けた向こう側の景色は、もう東京側のものだ。2003年の正月に登った岩茸石山も見える。
ここから先、地図にはカタクリがあると書いてあるのだが、まったく時期を外しているらしく(1ヶ月くらい遅い?)、それらしき葉が確認できるだけだった。しかし、高度を上げるにつれツツジや山桜の花が現れて、華やかになった。あたりの山の斜面をこうした花のおぼろげな色が彩っていた。春の里山の美しさだ。
暖かい日差しの中、汗をかきながら黒山に到着。このあたりのツツジはまさに見ごろだった。南側から岩茸石山からの道が合流する。平日のためか、道がマイナーなのか、ここまでにあったのは猟犬(?)を連れた人、一人だけだった。ベンチに座って休憩していると、あまりに気分がいいので目を閉じて思わず昼寝しそうになった。おなかがすいたのでおにぎりを食す。
そこから20分ほどでゴンジリ峠。右手から名栗湖からの道が上がってきている。棒ノ嶺に登る多くの人はこのコースからのようだ。自分はまだ登ったことはないのだけど、沢がきれいだということなので、次はこのコースにしてもよいと思う。さらに10分ほどがんばって棒ノ嶺山頂に着いた。
平日なのだが、おばさんの集団もいて山頂はにぎやかだ。東屋の脇の山桜が丁度見ごろだった。今年は平地の花見は出来なかったけれど、先週の景信山といい、山の桜は十分堪能することが出来た。名栗湖を見下ろしながら、一人酒+昼食にする。
下山は百軒茶屋を経て川井駅まで。百軒茶屋までは前半植林帯の降り、後半は沢沿いのワサビ田の脇を行く。百軒茶屋付近はオートキャンプ場になっているが、シーズンでない&平日のため完全に人気がない。百軒茶屋から川井駅までは車道歩きで1時間ほど。途中に酒屋があるので、酒を購入。駅付近に酒屋はない。
川井駅では駅への入り口を間違えて、民家にの庭先に侵入してしまう(前回も間違えたような記憶が...?)。無人の川井駅ホームでチューハイを飲みながら、冷えたTシャツを着替えた。

●別の日

高水山〜岩茸石山〜棒ノ嶺(棒ノ折山) 2003年1月2日(木)


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