山に行こう まき道日記 2002
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●第17回 2002/07/16 オスプレーのザック

んー、買ってしまいましたOSPREY(オスプレー)のザック。モデルはAether(イーサー)75。水道橋「さかいや」で43700円(税別)でした。今使ってるKarrimorのHotEarthは40リットル。これだと長期縦走や重装備の山行には使えないので、前々からもっと大きなザックが欲しかったんだけど...

2週間ほど前。同じく「さかいや」で60リットルクラスのザックを探していました。ネットでオスプレーのザックが担ぎやすいと評判だったので、実際担いでどうなのか確かめに出かけたのでした。最近山でもオスプレーのザックを担いでいる人みかけますよね。

まずはクレセント60とイーサー60を比べてみました。どちらも他社のものより背中へのフィット感が抜群によいようです。イーサー60はクレセント60より1kg軽いだけあって、作りは若干ぺなっとした感じがします。サイドのフレームも入っていません。頑丈さではクレセントの方が信頼がおけそう。でもクレセントは値段が2万円近く高いし。迷っているとお店の人がミレーとセロトーレの同クラスのザックを担がせてくれました。どちらもよいのですが、やはりオスプレーのぴったり感にはかなわないな、と。でも値段もよくて他のザックの倍(クレセント60は43000円也)。7月中は5%値引きということで、その日はいったん引き上げて、じっくり考えることにしました。

そして2週間迷って7/14。友人W氏が登山靴を買いたいというので、それに付き合って再び「さかいや」へ。しっかりお金もおろし、心はほぼオスプレーに傾いていたのですが、もう一度見て決めようと。再びクレセント60を見てみると、なんとなく小さい気が。これだと今のKarrimorの40リットルに毛が生えたようなものではないか。それではもうひとつ上のクラスを見てみよう、ということで、さすがに58000円のクレセント75は気が引けたので、定価46000円のイーサー75を手にとってみてみることに。

イーサー75は60と違ってバックやフレームがクレセントに負けず劣らずのしっかりした作り。お店の人もクレセントの廉価版で機能的にはなんら遜色がない、と太鼓判を押してくれてるし、クレセント60より3000円高いけど大容量のイーサー75に決めたのでした。これでまた山行の幅が広がりそう。来週辺りお試し山行に出かけようっと。



●第16回 2002/06/19 プロバイダー

YBB-GeoのHP容量は25MBなのですが、実は「山に行こう」HPの容量が 残りあと1MBときゅうきゅうになってきております。そこで最近、どこかいいWEBサービスがないかと探してるんですがサービスの質と料金の兼ね合いでなかなか難しいもので、GW前から決められずにずるずると引きずってます...

まずサービスの内容。いまのGeoはCGIもSSIも使えない。デフォルトで使えるカウンターはもろ2重カウントだし、ゲストブックもしょぼくて一回つけてみたけどやめてしまいました。HP上の企画として山行リストを動的にソートして表示してみたり、山に関するアンケートやクイズとかも実現してみたいし...

てなわけでPerlやPHPが使えるというのは必須オプションだったりします(^^;。できればSQLもと思っているのですが、SQLをつけるとどーしても月額1000円を超えそうなんだよなぁ...(^^;

それと容量ですが、あと2-3年は持たせたい、という観点からいくとやはり100MB以上は欲しいでしょうか。自分のページはどーしても写真がでかくなりがち。1山行あたり1MBくらいアップしているので、一年30山行で換算するとこのくらいかと。

そして料金はやっぱりこんなご時世なので1000円以内。できれば500円くらいで済ませたいけどー...そんな贅沢な話は簡単には見つからないかー。

以上、その他の点も加えてまとめてみますと...

・容量100MB以上
・Perl、PHPが自由に使える
・回線もそこそこ早い
・料金1000円以内
・できればSQLも使える
・フリーでもいいけど広告はちょっと...(^^;

うー、残り1MBだからあと1回分の記録をアップしたらあふれてしまうなぁ。写真の質を落として容量を削るのもいやだし...みなさまにタイムリーな情報をお届けするためにも、早くいいサービスを見つけなくては...



●第15回 2002/05/23 道具たちのその後...

冬からたて続けにいくつか道具を購入しておりますが、その後の経過をご報告しておきましょう。

●ハンワグの登山靴
すっかり足になじみました。履いて何回かのうちの痛みはどこへやら。快適さを堪能してます。この前大山に登ったときに久々に布製のトレッキングシューズを履きましたが、あまりのぺなぺなさ加減に不安になるくらいでした。まぁ、軽いのはいいんですけど...やっぱりしっかりした重登山靴には安心感がありますね。長時間履いたときの疲労度も違うし、捻挫もしなくなりました。

●ストック
しばらく使ってなかったのですが、飛竜の泊まりのときにもう一度、今度は重い荷物のときはどうだろう、ということで使用してみると...これが意外と足腰の負担軽減に効果があることが判明。荷が重ければちょっとした左右の触れや登降のときに、それだけ足も踏ん張っているということ。これをストックに分散していつもより楽に歩けたような気がします。でもやっぱり荷が軽いときはスピードダウンになるかも...?

●EPIのストーブ
STRA S-1022ですが、最近暖かくなってきたせいか、火力的にも不安なく使えてます。でも、冬場ボンベが冷えたときはちょっと辛いようです。軽量コンパクト化の効果は、泊まりのときはビミョーに(^^;効いてます。

●6本爪アイゼン
低山の雪・凍結で活躍。山行の幅が広がりました。

今後は...2-3泊の幕営山行が出来るように5-60リットルのザック。それから、寒いときでも泊まれるように-15度くらいまでOKのシュラフが欲しいなあ、と思ってます。



●第14回 2002/05/17 北海道のこと

山に目覚めるきっかけ、というのは人それぞれあると思いますが、自分の場合それは北海道旅行でした。今日はその辺の顛末(?)を少し語らせていただきましょう。

初めての北海道旅行は1993年の3月。大学の卒業旅行でした。JRの周遊券を買って、みんなで札幌・小樽・阿寒・摩周・屈斜路・釧路・網走・函館を1週間の間見て回りました。自然・人・食。それまでゲーム三昧(?)の大学生活だった私は、初めて旅した北海道に衝撃を覚えました。復路。函館から北斗星に乗る間際、一人で残って旅を続けようかものすごく迷って、やはり思い切りがつかず、東京に引き返しました。

北斗星の中で一晩。気持ちはやはり北海道に引きずられたまま。後1週間したら就職して北海道なんかけっしていけなくなる。そう考えたらいてもたってもいられなくなって、なんとその日のうちに上野から青森まで夜行でとんぼ返り。青函トンネルを抜けて今度は一人で1週間北海道を旅し続けました。大沼・洞爺・襟裳・朱鞠内など。いずれも見たことのない風景に感動し、人との出会いにこみ上げるものもひとしおでした。おかげで大学の卒業式をサボることになってしまいました。(ゼミ長だったんだけど...)

就職したら2度といけない、と思っていた北海道。次に行くことが出来たのは翌年の6月でした。このときも一人旅。礼文・利尻に渡って離島の荒涼とした自然を味わうことが出来ました(詳しくは山行回想録 礼文島の項参照)。歩く楽しみを知ったのはこのときで、礼文島8時間コースを歩いて強烈な充実感を得た記憶があります。

その年のうちに再び休みが取れて、9月には道東へ。いよいよ本格的に山を目指して、このときは雄阿寒岳、雌阿寒岳、摩周岳、羅臼岳、の4山を一気に登りました。

以来虜になって、10回近く北海道には渡っています。お金と時間の関係でここ何年かは行けてないのですがー。今年は果たして行けるでしょうかー? 次行けたら羊諦山と斜里岳に登りたいなぁ、と思ってます。



●第13回 2002/05/12 おにゅーのズボン

さまざまな衣料品があふれるこのご時世。登山用品店も例外ではないのですが、普段山で使っているジャージが擦り切れてきたので、山用のズボンを購入しました。今日は購入時の様子と何回か使っての感想を書いておきましょう。

購入した店は自由が丘のアウトドア専門店ODBOX。この店、自宅から近いので飯食いがてらたまに利用してます。値段はちょっと高め(?)ですが、店員さんの対応は良好です。客層がどちらかというと初心者に近いところにあるのでしょうか? いままで山用のズボンを買ったことのない私が迷っていると、親切に説明していただけました。

夏用のズボンはおおむね、ナイロンだけか、ナイロンと綿の混紡か、新素材か、という3種類に分かれるようでした。新素材は1万数千円とちょいと高め。ナイロンOnly・ナイロン/綿混紡は6千から1万円くらいでした。その他パラメータとしては、伸縮するか、撥水性はどうか、着心地はどうか、といったところ。汗っかきの私は、とにかく早く乾くものを、という視点で選んだのですが、店員さんの説明によると、それはどれも大差ないとのこと(^^;。

あとは着心地ということで4着ほど試着。ナイロンOnlyはやはりヘナヘナ感が。ひざ部分も広くなってはいるけど、伸縮しません。その点、ナイロンと綿の混紡は着心地もそこそこ、膝やお尻の伸び心地もなかなかGood。値段も8000円前後とお手ごろなので、こちらを購入することにしました。

とりあえず袈裟丸から塔ノ岳まで5回ほどはいて出かけてみましたが、ジャージと変わらず、違和感なく山を歩くことが出来ました。思ったよりナイロン感がなく安心しました。

他に面白いものとしてはアスリートが着るようなタイツを売っていました。テーピングをしているのと同じような保護機能があって、疲労の蓄積を抑えたり、怪我を防いだりする効果があるとか。夏は半ズボンの下にはいたりするのだそうです。そういえば、たまに山で見かけるような気もするけど...値段が1万2千円もするので、ちょっと手が出ませんでした...(汗)。

あと2千円くらいで乾きやすいトランクスを買いました。泊まりのときとかパンツがいつまでも汗で濡れてると夜寒いんですよねー。これも袈裟丸や飛竜ではなかなかいい感じでした。



●第12回 2002/04/30 アシュケナージといえば...

そうそう、アシュケナージといえば...(前回の続きです)

昔からこりやすく飽きっぽい性格の私なんですが、珍しく長続きしている趣味のひとつがクラシック音楽を聴くこと、です。高校のときから聴き始めたので、かれこれ15年以上たったでしょうか。

入りはバッハ-グールドでした。クラシックファンなら知らない人はいない取り合わせですよね。若かった私は、グレン・グールド(pf)のテンポよく怪しい音色に、一発で目覚めたようです。バッハ、モーツァルト、ベートーベン、ブラームスあたりを聴きあさりました。調べてみると、人物そのものもかなり怪しいということがわかり、ますます魅せられてしまいました(^^;。

ピアノ、バイオリンなどの器楽曲から、次第に室内楽、管弦楽へと範囲を広げ、今ではバロック時代から1900年代前半くらいまでの曲は大体聴いてます。クラシック音楽は膨大な作曲家の作品に、多くの演奏家の組み合わせがあるので、まだまだ、一通り聴いた、とさえも言えるレベルではないのですが...

今回は高校生時代に聴いたお気に入りの器楽曲をいくつかご紹介しましょう。

・J・S・バッハ作曲 フランス風序曲 ピアノ:グレングールド
 ピアノの音色、リズム、旋律、すべて目からうろこ。
 クラシックに開眼するきっかけになった曲です。

・J・S・バッハ作曲 無伴奏バイオリンソナタとパルティータ バイオリン:ヘンリック・シェリング
 やっぱり短調の曲でしょうか。
初めて聴いたとき、ひとつのバイオリンで弾いているとは信じられませんでした。
 いまはミルシテインの演奏がお気に入り。

・J・S・バッハ作曲 ブゾーニ編曲 シャコンヌ ピアノ:アルチュール・ルビンシュタイン
 ひとつ上のパルティータ第2番シャコンヌのピアノ編曲版。
 高音のきらきらと低音の響きが対照的です。

・W・A・モーツァルト作曲 ピアノソナタ集 ピアノ:グレン・グールド
 奇人同士の組み合わせ。面白くも悲しい演奏に仕上がってます。

・L・V・ベートーベン作曲 ピアノソナタ「月光」「熱情」「悲壮」 ピアノ:ウラジーミル・アシュケーナージ
 有名曲3曲。他にはグールドやホロビッツの変な演奏も○。

・F・ショパン作曲 練習曲集 ピアノ:マウリツィオ・ポリーニ
 指が何本あるんだ? ってくらい音があふれてます。動と静の対比もすごい。
 ポリーニは今年は日本に入り浸り? 人気のおじいちゃんです。

他にもたくさんありますが、長くなるので今回はこの辺で...また、ひまを見てつらつら書かせていただきます(^^;。



●第11回 2002/04/22 ぜーたくな悩み−GWの山

いよいよ今年もGWが近づいてきましたねぇ。今回は4/27〜5/6と10連休をもらえる予定なんですが...悩むのはそれをどううまく使うか、なんです。

もちろん山にも出かけようと思ってまして...今のところの計画としては、4/27にどこか日帰りで足慣らし、4/30〜5/2のどこかで1泊の山行、5/3は職場の面々と丹沢・大山に宴会山行を予定してます。

特に悩んでいるのが1泊をどこにするか。いくつか案があって、三条の湯幕営で飛竜山とか、酉谷小屋泊で長沢背稜から雲取山とか、湯ノ沢小屋泊で小金沢連嶺縦走とか...考えれば考えるほどいろんな山に思いがめぐってしまう〜。みなさま、どこかお勧めの山があったら教えてください!

それにしても、どうせ登るならやっぱり晴れてる日に登りたいー、ってのが人情ってもんですよね!? え? 雨の日の山も幻想的でよいって? はい。それもその通りだと思います(^^)。

ちなみに4月5月の晴れの特異日は4/5と5/13だとか。土日だと5/12が一番よいようなのですが、その日はアシュケナージのコンサートが...あ、でも場所は秦野だ...(^^;。



●第10回 2002/04/10 矢口渡商店街 居酒屋「駅」

ときどきついフラーっと立ち寄りたくなる居酒屋。やっぱり大事なのは、味、値段、雰囲気の3つでしょうか。今日はちょっと山の話を離れて、ごひいきにしてる地元の居酒屋「駅」をご紹介します。

居酒屋「駅」は東急多摩川線矢口渡駅の商店街にあります。駅から多摩川方面にまっすぐ歩いて2-3分で、右側ある赤い看板が目印です。

矢口渡には就職して2年目から7年間住み続けた過去があって、その際はかなり「駅」にお世話になりました。今は引っ越してちょっと離れてしまったのですが、山に行った後などたまにビタミンサワーとか飲みたくなって自転車で出かけることがあります(^^)。

さてお勧めメニューは...

まず飲み物から行くと、上にも出ました、ビタミンサワー。これは梅シソ風味のすっぱいサワーです。疲れ気味のときにおいしいです。それからグレープフルーツサワー。しぼりたてのグレープフルーツがさわやかです。他にも電気ブランとかホッピーとか、いまどき珍しい飲み物もあります。もちろん普通の飲み物もフツーに揃ってます。

食べ物はやっぱり焼き鳥。店長がもうもうと煙の上がる炭火を使って焼いてます。お勧めは、ボンチと肉シソ巻。とってもジューシーです。他にもタルタル焼きとか、普通路線ではナンコツ、シロ、レバーとか、みんな安いし美味い。大抵塩でいただいてます。

それから、他のメニューでいくとポパイ炒め。これはほうれん草とベーコンのいためものに目玉焼きを添えたもの。チリコンカンはチーズたっぷりのミートソースをクラッカーにのせて食べる。冬は駅煮込みやキムチ鍋もおいしい。鳥唐揚やナンコツ唐揚もいい味出してます。

料金はどんなに食べて飲んでも一人3000円くらい。4000円飲み食いしたらおなかパンパンになります。

そしてサービスも家庭的。カントリーミュージックが流れるアットホームな雰囲気でくつろげます。最後にサービスで出してもらえるスープも、嬉しい心遣いです。店内の狭さがかえっていい雰囲気になってると思います。

ちなみにお店は、月一二回日曜に休むくらいで、大抵開いてます。営業時間は平日17:00-26:00、土日は17:00-24:00だったと思います。

チェーン店なのにそんなこと感じさせないオススメのお店です。



●第9回 2002/03/28 山ゲー

みなさんゲームはやられますか?最近私は某オンラインゲームにはまってます。どうもここ何年か燃えるゲームがなかったのですが、オンラインゲームは違いますねー。相手がコンピューター+人間なので、常に内容が新鮮です。人相手のコミュニケーションもなかなかドキドキです。ADSLで常時接続になった恩恵をとても感じます。

ところで、ゲームといえば、登山系のゲームってほとんど見かけませんね。何年か前にPSで出た「蒼天の白き神の座 〜GREAT PEAK〜」くらいしか思い当たるものがありません。

本業がマルチメディア業界の端くれなので、世の中になければ自分でつくってみたいなー、という誘惑が以前からありました。とはいえ、ビジネスでお金儲け、ってことになると大変なので、もちろん個人でフリーウェアでも、と思ってるんですが...

たとえば社会人百名山完登シミュレーションなんてどうでしょうか? まー、百名山自体が既に陳腐化した感がありますが、題材としてはわかりやすいかと...

あえて社会人としたのは自分も仕事と山を両立させるにあたっていろいろ工夫しているからで...たとえば、普段の生活で資金稼ぎ、トレーニング、休暇確保などさまざまな障害を乗り越えて、山では普段培った技術やそろえた装備でさまざまなイベントをこなし、制限日数以内に百名山を完登すれば、ゲームクリア、とか...

私風情が考えていることなので、既にそういったソフトがあったりするかもしれませんが、今後趣味で地道に練ってみたいと思ってます。ただ、わたしゃプログラマーなのでデザインのセンスとかアイデア方面がいまいち不安なんですが(汗)。ま、Nethackみたいなテキストベースなものでも面白いものは面白いっすよね! ははは...



●第8回 2002/03/17 山の酒

山で飲む飲み物で水の次に欠かせないのが酒(?)。わたしはほとんどの山行に酒を持っていきます。日帰りのときでもたいてい何かしらの酒がザックの中に入っています。

暑い季節、ビールを山頂でぷしゅっと開けるのもいいものですが、寒い季節はやはり日本酒でしょうか。空いたペットボトルとかに一升瓶から注いで持参します。山頂での燗酒なんて最高です。余ったお酒は取っておいて、帰りのバスや電車の中で飲みながら、いーい気分になって家路につきます。

泊まりの時は日本酒プラス、ジンとかウィスキーとかを担いでいきます。テントの中でお燗して温まった後、夕飯。その後は、ジンをちびちびとやったりして...幸せなひと時です。山頂で朝焼けを見ながら、冷えたジンをあおる、なんてのも気持ちいいですねー。

下山後はチューハイかビール。渇いたのどに染みわたります。温泉なんか入った後だったりしたらこれまた最高です。

なんだか酒を飲むために山に行ってるような気もしますが、半分以上はあたりですね(笑)。



●第7回 2002/03/07 AU GPS携帯

昨年末、AUのGPS携帯C3001Hを購入いたしました(仕事でなんですけどね...)。今回は山での使用報告をいたしましょう。

結論から言うと、こいつったら、山ではまったく使い物になりません。なぜかというと、基地局の電波が入らないところでは、GPSの機能自体が死んでしまうからです。普通に考えると、基地局電波がなくても、GPS衛星の電波さえ取れれば測位は出来そうなものなのですが、山で実際に試してみると唖然。基地局の電波が入らない時点で「電波状態のよいところでリトライしてください」という表示になって、GPSの測位にもたどり着けないのです(EZPLUSのGPS機能が死んでしまう、ということ?)。

いろいろ考えたのですが、やはり基地局電波が取れない状態だと課金が出来ない、というのが、GPS単体では機能しない一番の理由(企業側の)なのではないでしょうか? 

さて、山でもたまに電波が入るところがあるのでこういった地点で、測位を試してみました。場所は塔ノ岳-鍋割山間です。すると、山中にいるにもかかわらず、なんと秦野市内まで位置が引っ張られてしまいました。基地局情報も利用して位置を算出してるのでしょうか...? 数キロは位置がずれてしまうようです。

緯度経度情報を利用して、山中での高度算出アプリを作ってみよう、とか考えていたのですが、甘かった。こういった状況だと現状無理ですねー。今後GPS携帯はスタンダード化することが予想されますし、機能改善を待って考え直したいなー、と思っております。



●第6回 2002/03/04 ストーブ&革靴初回

先週購入したストーブ&革靴使用初回、ということで昨日3/3に景信〜陣馬を歩いてきました。天気も悪かったし、初めての靴で不安もあったので、最も歩きなれた道で履き慣らしです。

まず景信までの登り。靴が硬いせいかばねが利かず、いつもより歩みが2割増し遅くなったでしょうか。そしてときおりつま先で踏ん張ると、足の甲が締め付けられて激痛が...! トレッキングシューズのときのようなバランス取りが効きません。

陣馬までのぬかるみでは、今までの布製の靴と違って靴底が硬いせいか、いまいち土の感触がつかめず、ぬかるみや木段でスリップ気味に。また、足首に圧迫と擦過による痛みが出始めました。陣馬からくだり始めると今度は内ベロが足の甲にあたって、こちらにも激痛が...靴紐を緩めたりベロの位置を調整したりしてなんとか下山しました。

うーん、革靴ってこんなものなのかなー? あんまり泣き言は言いたくないけど靴選びに失敗したのかも...? それとも足が弱い? そーいや、初めてトレッキングシューズを履いたときも、まったく同じような体験をして、そのうち慣れたような気もするなぁ...

革靴は履いているうちに足になじんでくる、という話をよく聞きますが、もう何回か使ってどうなるか試してみたいと思います。歩き方にも工夫が必要かな...

一方ストーブのほうは、やはりいままでのプリムスP-151よりは火力が落ちる模様。沸騰するまでの時間や、その後の威力にもちょっと不安が...炎が垂直に立ち上がるタイプなので、なべ底が広いとアウトなのかも。火力の弱さは寒さのせいと思いたいところですが...

この二つの買い物、失敗でなかったことを祈りたいのですが...昨日からちょっとブルーになっております。

ちなみに当日後半小雪がちらつきましたが、道に積雪/凍結はなし。景信/明王/陣馬の茶屋も全開でした。



●第5回 2002/03/02 ハンワグの登山靴

ここの所すっかり道具に魅せられている私ですが、本日、神田さかいやにてハンワグ(HANWAG)のロッキー ゴアテックス(38800円也)を購入してまいりました。

布製のトレッキングシューズで塔ノ岳、笹尾根と2回雪道を歩いて、やはり皮製の登山靴が欲しくなりました。理由の一つ目は、アイゼンの装着感。靴底にアイゼンの感触がもろにくるのと、バンドによるアッパーの締め付けで足指がすれるのと、やはり長時間歩くには硬い靴が必要だと感じました。

もうひとつの理由は、雪による靴の湿り具合です。笹尾根を歩いたときはけっこう靴の中まで湿ってきたのですが、何かの理由で山中泊になってしまった場合、これだと耐えられないだろうと思いました。革靴だからといって濡れないわけではない、とのことですが、やはり布製よりは安心できるのだろうなぁ、と。

初めて買った革靴なので、この二つに対する効果の程はまだわかりませんが、近日中に履き慣らし山行に出かけたいと思います。とりあえず、今はワックスをかけて、陰干ししている状態。明日、ブラシをかけなくては...長持ちしますよーに。

ちなみに他に冬山入門用でローバー(LOWA)のアイガーとスカルパ(SCARPA)のアイガーが勧められていたので履いてみました。ローバーは履き心地が絨毯のようでしたが、土踏まずのカーブがいまいちフィットせず。スカルパはハンワグより更に硬い感じだったので、今回はハンワグで。



●第4回 2002/02/27 ストーブ

笹尾根に出かける前日、先週金曜夜のこと。前回の山行でちょっと調子が悪いなぁ、と感じたストーブをチェックしてみると、取り付け部分のねじ山が曲がって、まっすぐカートリッジに取り付けられなくなっていることが判明。いくつかのカートリッジを試してみるもやはり駄目。

しかたないので本日、新宿の石井スポーツにて、かわりのストーブを購入してまいりました。七年間使い続けたプリムスのP-151に名残を惜しみつつも、いろいろ検討した結果、EPIのSTRA S-1022(5680円也)に決めました。

選択のポイントは、軽くて、小さく、そこそこ風にも強いという3点。はじめ候補にあがったギガパワーチタン「地」は風に弱いという点で脱落。最後まで考えてたのが、プリムスのEX-ULT-2Aだったのですが、小型の鍋を利用したときのゴトクの安定性という点でSTRAの方が勝っていました。デザインはEX-ULT-2Aの方がかっこいいけど。

さて、自宅に持ち帰ってのテストですが...はじめ火がほとんど上がらず、故障かなと思いましたが、けっこうきつく取り付けないと(ゴムがキューッとなるまで)ガスが出ないことがわかりました。次に実際コッヘルでお湯500ccを沸かしてみたのですが、室内でだいたい5-6分かかりました。やはり、いままでのP-151の火力よりは落ちますねー。それと、店で見た感じだと、火力的にはEX-ULT-2Aの方が断然有利と思われます。また、大きいコッヘルだと真ん中しか火があたらないので、全体が沸騰するのにしばらく時間がかかります。

と、不満点ばかり出ましたが、コンパクト・軽量化がはかれましたし、所詮1−2人用なので、総合的にはよかったのではないかと。次の山行で早速使ってみたいと思います。

そういえば、今持っているランタンがプリムスなので、最初は同じ会社のものをと思っていたのですが、EPIとプリムスってカートリッジが共用できるんですね。事故になったときに補償はしてもらえないみたいだけど...あ、あと、鶴見のIBSと新宿とか御茶ノ水のICIって別会社だとかで、メンバーズカードは共用できませんでした...店員の方は親切で○。



●第3回 2002/02/19 結果報告

前回の日記、2/14に買った3点セット。行ってまいりました、丹沢へ。詳しいことは、2002/02/16の塔ノ岳〜鍋割山の山行記録をご参照いただきたいのですが...

まず軽アイゼン。こいつは雪山初心者の私なりに、すべり防止に非常に役に立ちました。もちろん丹沢風情が雪山か、とおっしゃるかたもおいでとは思いますが、なかなかどうして。雪道のすべり防止に、威力を発揮してくれたと思います。それと、アイゼンをつけて雪の上を歩く、という感触そのものが、新鮮で楽しかったです。

つぎに、スパッツ。これは今回は役に立ったのかどうか...? そこそこ泥道だったのですが、それほどはねることもなかったし、かといって深く雪に潜るでもなく。今回程度の雪だと、ジャージで出かけている私には不要な装備かも...

そして最後にストック。こいつは肩がこりました。やっぱり使い慣れていないせいか、つい力が入るんでしょうか? ま、肩がこるという話でいくと、そもそも長時間荷物を担いで歩くと、えらい肩がこってしまう性質なんですが(なんか良い対策法はないものでしょうか...?)。今後何回か使用してみて、もうちょっと使い込んでみたいと思います。

ともあれ、雪山入門初回は、自分としては満点の評価。更に山登りの幅を広げていきたいなぁ、と感慨もひとしおです。



●第2回 2002/02/14 軽アイゼン購入!

本日、鶴見の石井スポーツで、6本爪の軽アイゼンとストックとスパッツを購入してまいりました! じつは、わたくしこと小合はまだ雪山らしい雪山を歩いたことがありません。行ってみたいけど怖いような...装備をそろえるのもお金がかかるし...ということで、毎年この時期の雪山はおあずけになっていました。

思い立ったきっかけは、今年丹沢の姫次で会った、見ず知らずの中年登山者の方の「低山なら雪山だってそんなに大変じゃないよ」という一言。確かにそれはそうかもしれない。雪山というとどうしても吹雪や雪崩にあって危険、遭難とか救助とかで家族に心配や迷惑をかけるかもしれない、装備は大掛かりになる、高度な技術も必要、など、いろいろ困難なイメージがわくけど、低山から段階を踏んで入れば、自分のような独学で山に登っている人間でも何とかなるのでは...? 冬山に関する本も何冊か読みました。悩んでいる間は長かったのですが(何年だ?)、行こうと思いたってから道具を買うまでは案外短かったです。道具についても、石井スポーツの方に根掘り葉掘り聞いてきました(つい予定外のストックまで購入してしまいましたが..(^^;)。

期待と不安と緊張とをない交ぜにして、今週の土曜あたり、丹沢か奥多摩あたりの適当な山に出かけてみようと思います。もちろん万全に慎重を期して、目標は分相応に。ご報告は近日中にいたします。



●第1回 2002/02/11 初めてのまき道日記&カメラのこと

「山に行こう」HPも4年目を迎えました。ここまでやってこれたのも、訪れていただいている皆様のおかげと思っております。昨年のYBB開通に伴い、本拠地をGeoに移しました。自宅からHPの更新が出来るようになりましたので、以前よりはさまざまなことが出来ると考えております。今後ともよろしくお願いいたします。

さて、その一環としてなのですが、日記コーナーを新設することにいたしました。山に関することや、そうではないことなど、私のもろもろの思いをつづっていきたいと思います。宜しくお付き合いください。

その第1回目でありますが、本日は写真をとるための機材について。

私は山の写真は一眼レフで撮影しております。昔はオリンパスOM-2だったのですが、これが故障して、OM-2000に買い換えました。やはり使い勝手や、写真の風合い、色味などはOM-2の方が上手だったように思います。写真の質とは関係ありませんが、特にOM-2のシャッター音。これには歴史を感じさせられました。私自身そんなにカメラマニアではないのであまり偉そうなことはいえないのですが、山で記念写真を撮っていただいたりすると、その音によく驚かれた方がいたものです。

近頃、山でデジカメを使って撮影しておられる方をお見かけしますが、こちらの画像の仕上がり具合はどうでしょうか? 現像代節約にもなるしデジカメも欲しいなあ、とは思っているのですが、今のところ、ちょっとしたスナップ写真用にと思っております。風景とかの写り具合ははどうなのかなぁ...?

オリンパスも来年2003年3月にはレンズ交換式の1眼レフカメラを発売中止にするとのこと。デジカメに乗り換えるか、それとも中古のOM-2でも購入しようか...悩みどころです。

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